小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記


 2006年から土曜ワイド劇場で放映された水谷 豊主演『相棒』のDVDのとりこになった。Season9までで168話もあり、今後も制作されるそうだ。連休はこの相棒漬けになってしまった。
 この映画で圧巻なのはミステリーを解く杉下右京の鋭い視点もさることながら、国家組織や警察組織を敵に回しても敢然と立ち向かう姿勢だ。そこには「殺人」という方法はどんな目的であっても使ってはならないという確固たる信念がある。
 そして体制側の組織がからむときには、岸部一徳演ずる小野田公顕の妖怪じみたキャラが小気味いい。組織存続を図ろうとして、杉下に圧力をかけるが、あくまでも事件解決のために真相が暴かれてしまう。ところがその成果を逆に政治的に生かしてしまう魑魅魍魎さがいかにもだ。
 杉下のように「殺人を罰する」という絶対観に至るような、仕事の現場を個人から築かなければ政治は変わらない。
 現場の正義が政治に影響を与えるのであって、政治の都合が現場の正義を操ってはいけない。

歴史文化研究所
 副代表理事・編集人 石井 伸和