小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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地域貢献(1) ―ブランチによる小樽仕様―

北海道ガス 株式会社
小樽支店 支店長 三浦 政彦 氏
〒047-0021 小樽市入船4ー33ー1
TEL(0134)24-1511
FAX(0134)29-2207
http://www.hokkaido-gas.co.jp
E-mail:miura-ma@hokkaido-gas.co.jp


北海道ガス株式会社 小樽支店長 三浦 政彦 氏
北海道ガス株式会社 小樽支店長 三浦 政彦 氏

沿革
 北海道ガス(通称北ガス)は明治44年に会社を設立し、翌大正元年に札幌を本社として、札幌・小樽・函館でガス供給を開始、この段階で小樽の塩谷に製造工場が設置され、一般家庭413軒に提供された。この時代は石炭からガスを、昭和40年代には石油からガスを、そして平成17年以降は天然ガスに変遷してきた。都市ガスはプロパンガスと異なり、パイプ(導管)を通して提供するが、小樽のような山坂では、工事の難儀さに加え、ガスは空気より軽いため圧力調整に苦労が伴う。しかし歴年の小樽の先人達が「よくもここまでパイプを通した」と思えるほどライフラインを整備してきたという。
 小樽では昭和28年に既存設備でのピークを迎えたことから、昭和30年には倍の容量を確保する設備を塩谷に増設し、平成17年LNG変革によって塩谷工場をタンクのみを残し解体した。

天然ガス
 天然ガスは世界各国で産出されているが、小樽のガスは苫小牧で産出されたものを北広島までパイプで送り、札幌を経由して小樽まで搬送し、市内に提供している。一方、築港地区のウィングベイやマンションは、ウィングベイ横のエナジーソリューション(北ガス100%出資)が、天然ガスで発電機を回して電気を送り、さらにその排熱をボイラーに活用し、発生する蒸気を冷暖房に利用するコージェネレーションという先端技術を保持している。
 ここでの使用量は、札幌駅南口の大丸やステラプレイスとほぼ同量といわれ、また小樽市内の約半分にも該当する。
 このように北ガス小樽支店は、歴年の難儀な導管工事、そして環境にやさしい天然ガス転換、また最先端のコージェネなどの、エネルギー提供で小樽に多大な貢献をしている。

売り上げ
 北ガス全体の平成22年度では563億円、うち小樽が27億円で約5%、ガス量は約6%になっている。認可を受けた市内の供給区域は70%にもなり、札幌50%・函館60%をはるかにしのぐ。先人の苦労の賜である。
 現在は市内に35,000軒の顧客をようし、うち15,000軒が一戸建てという割合である。

展望
 エネルギー需要は住宅需要に大きく左右されるが、公共事業はもちろん住宅需要も落ち込んだ今日、そこにシフトばかりしていられない。小樽支店としては、既存顧客の使用促進を図るためにも、コミュニケーション強化を進めている。元来、ガス使用は各住宅のメーターを確認するだけの接点しかなかったが、顧客を訪問しエネルギーに関する様々なコミュニケーションを深め、ニーズの調査を徹底的に行っている。顧客からの期待を聞き、様々な提案に結びつけている。
 また昨年「フレアスト」(明日に向かって触れ合いをすすめる)という造語を北ガスのチャネル名称として販売店を網羅している。

小樽へ
 平成17年にマネージャーとして小樽に赴任し、平成20年から支店長となられた三浦政彦氏はいう。「小樽を見る場合、外からと内からの視点がありますよね。いずれにも共通するのは小樽を好きな方は大勢いますが嫌いな方は本当に少ない、つまり大きな市場があるということです。ところが、内外の視点をはきちがえて市場をものにできないという現象がよくあるのです。内的視点で外から呼ぼうとしたりするケースですね。そこにはコミュニケーションが欠如、そう交流がないのです。いわば小樽と当社は共通のの課題に気づいていなかった(笑)。当社ではしたがって、外から小樽に住まわれる方に対して、エネルギーはじめ生活産業関連の会社と話し合い、リスクを分散して住みやすい条件を一緒に整備していこうと考えています」
「当社は今年、創業100周年を迎えますが、人ごとではない大震災を考えて、記念イベントを全て中止して義援金に充て、また小樽市に、「環境対策や将来を支える子供たちのため」100万円を寄贈することをもって節目とさせていただきました。会社として、小樽に住む者として、いまできることをすすめていきたいと考えています」

大正初期の手宮駅の工事風景  <写真提供 北海道ガス株式会社小樽支店>
大正初期の手宮駅の工事風景  <写真提供 北海道ガス株式会社小樽支店>