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地域貢献 〜外貨獲得〜 (1) 地域経済全体のパイを大きくしてくれる

株式会社 かま栄
代表取締役社長 佐藤 公亮 氏


佐藤 公亮 氏
佐藤 公亮 氏
市外販売
編集 かま栄の総売り上げ約18億円のうち、市外販売はどのくらいですか?
佐藤 約63%で11億円以上になってきています。
編集 市外販売額の推移は?
佐藤 当社は昭和45年に初めて市外の千歳空港に出店しましたが、平成17年頃を境に市外店が市内店の総売上を超えるようになりました。
編集 市外ではどの店舗の売り上げが多いのですか?
佐藤 千歳空港店は、最盛期で3億3千万円を売り上げるほどになり、かま栄全店舗の坪単価ではトップになりました。札幌大丸店は、いわゆるデパ地下ブームへの便乗で、札幌三越にも出店しています。
編集 市内販売と比べて市外販売ではどんな苦労がありますか?
佐藤 札幌・千歳の距離なら、すべて自社で配送できますが、帯広店と旭川店の配送には運送会社を利用しているので便数や時間などの面でギャップがありますね。
編集 市外のお客様の反響は?
佐藤 当社の商品の中に「かに甲ら」と「パンロール」という人気商品があります。「かに甲ら」は平成3年12月に全国ネットのテレビに取り上げられて以来売れています。「パンロール」は昭和37年に丸井札幌本店の「全国うまいもの大会」で第一のブームになり2万本、田中義剛氏の取材で第二のブームになり1ヶ月で6万本、そして2年前の3月フジテレビの「全国うまいもの二十店」で1ヶ月で15万本も売れました。
編集 市外販売の今後の展望は?
佐藤 私の父仁一がかま栄に入る前に丸井函館店の副支配人をしていた縁もあり、根強いファンのお客様もおられるので、函館への出店を考えています。

2008年11月23日竣工 本社工場・工場直売店
2008年11月23日竣工 本社工場・工場直売店

観光販売
編集 観光客への売り上げはどのくらいありますか?
佐藤 千歳を抜かして市内の工場と物産館が観光客市場と想定した場合、17%ほどありますので約3億以上になりますね。
編集 とすれば先程の市外販売11億と3億でかま栄売り上げの約7割が外貨獲得という実績ですね。また千歳を含めた観光市場では5億以上という割合で驚きますね。かま栄の経済的地域貢献は実に大きいことが見えてきました。品目ではどうですか?
佐藤 平成4年には「かに甲ら」などの高級品が土産品として最盛期でしたが、もう一つの傾向として、観光客はファーストフードという感覚で蒲鉾を食べる方々が増えています。とくに「パンロール」や「ひら天」という品目です。
編集 蒲鉾のファーストフードですか。盲点ですね。市内のお客様はどんな買い物をしてくれますか?
佐藤 8月や12月にはギフトとして高級品を買っていただいています。また平日では惣菜という位置づけで固定していて感謝にたえません。
編集 ありがとうございました。かま栄の市外戦略は、信用のあるデパートにしっかり根をおろし、自社で熱意をもって販売できるということが強みになっていますね。
 また観光戦略では蒲鉾のファーストフード化にはまだまだ潜在的なニーズが隠されているように感じました。
 今後とも小樽の経済や食文化の育成に向けてご発展をお祈りします。

千歳空港
千歳空港

大丸札幌店
大丸札幌店