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レシピ・食育(2) どうやって食べるの

アスパラガス
フードコーディネーター
高橋 朋子


アスパラの話 〜私なりのアスパラ話〜
 アスパラといえば、父が作ったアスパラロールがすぐに頭に浮かびます。
 今から三十数年前、父がススキノで、当時では珍しい創作焼鳥の店を始めて4・5年が経ったころの話。
 ある日、お店に規格外のアスパラを使ってくれないかと相談がきました。さっそく父はアスパラを使った新商品の開発に取りかかり、アスパラを豚バラ肉の薄切りで巻き、串に刺したアスパラロールをメニューに加えました。その後、店を閉じるまでの二十数年間、人気メニューとして君臨したアスパラロール。ジューシーなアスパラの甘い香りが、今でも懐かしく想い出されます。
 今では焼鳥屋はもちろん居酒屋でも珍しくないアスパラの肉巻。主流はベーコン巻きですが、父のこだわりはあくまでもアスパラを主役にしたこと…。ベーコンほど味の主張をしない豚のバラ肉を使うことで、アスパラの自然な甘みや旨み、シャキシャキとした食感をそのまま楽しめます。そして「バラ肉は薄ければ薄いほど、アスパラは引き立つ!」という父。主役は肉ではなく、あくまでもアスパラです。脇役になることが多い野菜ですが、アスパラには主役級の魅力があります。

料理の話 〜アスパラと豚バラ肉のスティックフライ〜
 アスパラのおいしい食べ方の代表といえば「さっとゆでてマヨネーズ」
という答えが返ってきそうですが、アスパラは、ビタミンの損失を考えると、焼いたり揚げたりする方が適している野菜です。今回は、アスパラに含まれる栄養素の損失を最小限に抑えて、カロテンを効率良く吸収できる揚げものをご紹介! 水分をたっぷり含んだ太いアスパラを一本そのまま楽しめる、まさにアスパラ主役の一品です。行楽シーズン、お弁当に加えていただきたいメニューです。

食育の話 〜疲労はアスパラパワーで吹き飛ばそう〜
 スタイルのよい、みずみずしいアスパラは栄養がたっぷりで、カロテン、ビタミンC、E、B群を豊富に含んだ緑黄色野菜です。そして、なんといっても有名なのがアスパラギン酸。栄養ドリンクなどにも使われているこの成分は、疲労回復や滋養強壮に効果のあるアミノ酸の一種です。
 春は新生活がスタートし、何かとバタバタして、そろそろ疲れもたまるころ。そんなときにはぜひアスパラ料理をメニューにプラスして、疲労を吹き飛ばしたいですね。
 そしてもう一つの有名な成分が、アスパラの穂先の部分に多く含まれるルチン。毛細血管を丈夫にして脳出血を防いだり、血圧を下げたりする効果があります。
 シャキシャキとした歯ごたえと自然な甘みが特徴のアスパラは鮮度が命です。鮮やかな緑色で、穂先までしっかり締まったものを選びましょう。鮮度が落ちるとともに甘さも少なくなってしまうので、早めの調理がおすすめです。保存する場合は濡らした新聞紙で包み、さらにその上からビニール袋に入れ、野菜室で立てて保存し、2〜3日で食べきりましょう。長期保存する場合には、さっと固めに下ゆでしてから冷凍保存します。