小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記


編集後記
 明治から昭和初期にかけて一世を風靡した小樽ですが、戦後は斜陽といわれ、人口減は今日では最盛期の頃から7万人以上が流出し、公共事業も最盛期の3割減、進出した大企業マイカルも倒産、日銀に加え最後の都市銀行三井住友銀行撤退、ニューギンザ・大國屋に加えて最後のデパート丸井も撤退、小樽を代表するグランドホテルや老舗の企業倒産…、マイナス要因は枚挙にいとまがありません。
「いっそ、夕張のように自治体が破綻しなきゃ」という退廃論や「公共事業も大企業が当てにならなきゃそれ以外の政治誘導を待つしかない」という依存論や「今は我慢して合理化しなきゃ」という消極論…。
 しかし目をこらしてみれば、新たな息吹が…。
 30年前には誰一人として想像もしていなかったプラス要因が。年間700万人超の観光都市、盛んなまちづくり運動、経済的価値を持ち始めてきた小樽の歴史文化、小樽が一つになる主体としての産官学民の協同、全国にも海外にも一人歩きしはじめた小樽ブランド…。
 マイナス要因にこだわらず、ささやかなプラス要因を手掛かりに、新たな経済構造をつくっていく、その具体策は地域資源活用型ビジネスや地域内連携ではないかと思います。
 今の私たちの仕事を地域資源活用にアレンジしようと考えたとき、地域内の他の業務と連携することによって、もしかしたら画期的なビジネスモデルが誕生するかもしれません。



歴史文化研究所 副代表理事
  編集人 石井 伸和