小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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地域資源活用ビジネス(11) 小樽独自のビジネスモデル

映像
小樽フィルムコミッション
事務局
〒047-8660
小樽市花園2丁目12番1号 小樽市産業港湾部観光振興室内
TEL(0134)32-4111(内線451)
FAX(0134)33-7432
otarufc@city.otaru.hokkaido.jp
http://www.otaru-fc.jp/


冬の小樽運河 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)
冬の小樽運河 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)

冬の小樽駅 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)
冬の小樽駅 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)

韓国でLove Letter放映
 1995年公開の岩井俊二監督、中山美穂・豊川悦司主演の映画「Love Letter」は1999年に韓国でも放映され人気となりました。1999年度には300人ほどであった韓国からの小樽への観光宿泊客数が、2007(平成19)年度には9,700人を超えるなど、映画のロケ地を訪れる現象が続き、「小樽はレトロでファンタジックで美しい街」というイメージが韓国で定着しました。
 このように映像は地域ブランドや観光振興に大きく貢献することをとらえ、2003(平成15)年3月に、小樽市、小樽観光協会、小樽商工会議所、小樽青年会議所など20団体が母体となり、「小樽フィルムコミッション」(小樽FC)が設立されました。
 2001年に「全国フィルムコミッション連絡協議会」が組織されていることからも、FC活動が全国的あるいは全世界的な動きになっていることがわかります。

業務
 映画やドラマ、コマーシャルやその他の撮影に関して、ロケ許可の諸手続・撮影環境の整備・必要機材の調達・エキストラの募集などを支援することが、フィルムコミッションの基本的な業務のひとつです。この支援により撮影する側もスムーズな作業が行え、撮影される地域も有効なPRにつなげられるという双方の利益があり、さらに磨けば光る素材発掘にもなります。

小樽FC
 平成12年頃から小樽市が中心となり、調査やアンケートなどを行い、各種関係機関との協議を進めながら、小樽FCが平成15年3月設立されました。顧問に小樽市長、参与には北海道運輸局企画観光部長や小樽開発建設部長、小樽商工会議所会頭などが就いています。現在は、会長の小樽観光協会会長眞田俊一氏をはじめ、総会提出議案の審議などを行なう19名の委員のほか、約250名の個人会員と11社の企業会員で構成されています。

小樽FCの特徴
 小樽FCでは業務の促進を目的に、市内の様々な風景や建物などの映像をCDに収録し、映像制作会社や関係者へ配布するなど誘致活動を行っており、本年(2010)3月7日には「小樽ショートフィルムセッション2009」の作品上映会&表彰式を開催し、動画の蓄積にも乗り出しています。
 また、最近は、ロマンチック・ファンタジックなイメージを出すための映画やドラマのほか、スポット紹介などのバラエティも加わり、撮影にも広がりがみられています。

小樽ロケ
「小樽は歌にもなるが絵にもなる」ということをよく聞くように、絵として小樽のロケーションが使われてきた作品は数多くあります。
 古くは1957年撮影の木下恵介監督の映画「喜びも悲しみも幾年月」で日和山灯台、1976年撮影の倉本 聰原作・脚本のテレビドラマ「幻の町」で港などがロケ地となり、最近では、前述の「Love Letter」で旧日本郵船や小樽市役所、2004年撮影の「天国の本屋〜恋火〜」で埠頭や倉庫、2004年の立川志の輔の新作落語のドラマ化「歓喜の歌」で水天宮や職人坂、黒澤 明監督の映画を2007年にドラマ化した「天国と地獄」で北一硝子北一ホールや運河などが美しく映し出されています。
 また、2010年6月公開予定の磯村一路監督・脚本の映画「瞬 またたき」においても幻想的な小樽が登場するそうです。

地域資源の多様化
 食材・気候・嗜好・地の利、そして「まちなみ」など地域資源は多様化しています。ある価値を創造するにあたり、小樽は如何にその裾野が広いかを示してもいるでしょう。
 今回の「まちなみ」を資源とする小樽FCの活動である、その掘り起こしや新たなメディアに向けての開発も頼もしい限りです。
 そしてその基盤は観光資源であり、その一つ一つが観光以外の別な市場に参入し評判を高めているといっても過言ではありません。
 観光価値を高める様々なまちづくり運動や観光努力の中から、新たな反響がつくりあげられている構造です。
 まちへの真剣な努力がいま少しずつ実になりつつあるといえます。

運河北浜 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)
運河北浜 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)

旧日本郵船小樽支店1階 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)
旧日本郵船小樽支店1階 (小樽FC製作の小樽観光写真素材集より引用)