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地域貢献 〜外貨獲得〜 (14) 地域経済全体のパイを大きくしてくれる

宮本土建工業 株式会社
 代表取締役 宮本 義久 氏
〒047-0013 小樽市奥沢1-19-4
TEL(0134)25-8787
FAX(0134)33-6413


宮本土建工業 株式会社 代表取締役 宮本 義久 氏
宮本土建工業 株式会社 代表取締役 宮本 義久 氏

 土木工事をはじめ除雪などでも活躍する宮本土建工業の宮本義久社長にお話しをうかがいました。

外貨獲得
編集(本誌編集人 石井伸和)
昨年度の売り上げと公共事業の率は?

宮本(宮本義久社長)
平成21年度の売り上げは約13億円で、工事部門が9億5千万、採石部門が3億5千万です。その総額のうち90%が公共事業で、残りは札幌などの工事や採石販売で、小樽の民間は1%という比率です。

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公共事業は激減していますが、ピーク時は?

宮本
平成10年がピークで、工事部門23億、採石部門4億、総額27億でしたから、ここ10年で半分になっています。我々の業界は大変厳しい時代を迎えています。

沿革
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どのような沿革から公共事業受注を?

宮本
明治40年創業で、昭和6年に会社設立、私で7代目にあたりますが、戦前までは採石が主な業務でした。
 戦後の昭和20年代後期あたりから本格的に公共事業工事を受注するようになりました。特に除雪・雪捨て場管理・道路清掃などの維持工事が当社の強みです。

ロータリー車
ロータリー車
除雪業務
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除雪業務とは?

宮本
戦後しばらく我々のような業者が自ら除雪機械を持っていないと(業持ち)除雪業務という仕事ができなかったので、高額なロータリー車などを購入しました。昭和50年代には国・道・市が機械を所有し業者にレンタルする官貸機械というシステムが登場します。しかし官から貸与された機械が故障したり事故をおこしたりすると代替機がなければ業務が滞り信用問題にもなるので、ある程度の業持ち機械がなければ安心して業務をこなせないのです。

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除雪業務はどんな手順で?

宮本
当社の除雪センターに北海道開発局(国道)や北海道(道道)から指示が入り出動しますが、基本的には出動基準が決まっていて、その基準に沿って出動します。

タイヤショベル(集雪)
タイヤショベル(集雪)
雪捨て場管理
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雪捨て場は市内にはいくつ?

宮本
企業体で管理しているのは7ヶ所ですが、当社が管理している中央埠頭基部が一番多く雪を受け入れています。

採石
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採石とはジャリですか?

宮本
ジャリは砂利と書き川の石です。一方山から採る石を採石といい、当社が手がけるのは採石です。春香・張碓が当社の採石現場です。この業務にはいくつかの法律で制限が加えられ、簡単にできません。採石法・森林法・火薬取締法等です。

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その石はどのように使用されますか?

宮本
主に3パターンです。細かく砕いてコンクリート用骨材、道路に使われる路盤材、港湾工事などで使われる捨石材です。
編集 貴社の採石にはまだビジネスチャンスがあるように思いますが?

宮本
確かにそういう要素があります。しかし小樽から30分から1時間程度離れた現場に石を運ぶのならいいのですが、それ以上なら運搬費がのしかかり、採算に合いません。またリサイクル法により、公共工事には再生骨材使用を指示されるようになっており、当社で扱う採れたての石(バージン材)市場が狭くさえなっているのです。逆にリサイクルセンターをJVで設立してカバーしているのが現状です。

多角化もしくは転業
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宮本さんは業界でも早くから多角化に乗り出していますが?

宮本
ゴルフ場や食堂事業ですが、そう簡単ではありませんでした。特にゴルフ場経営は大きな出費をともなって整理の方向で動いています。多くの仲間からご支援をいただいていましたが、前途多難で見切りました。ただこの業務で多くのことを学びましたし、ピーク時から半減したとはいえ、まだ本業の売り上げは13億もあるので、現業を大切にしていこうと思っています。

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本日はありがとうございました。