小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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地名探索(5) ドン山


 ドン山は緑第二大通りに沿った丘を指し、円吉山、高商山ともいわれています。つまり、小樽商科大学や小樽商業高校がある丘のことをいいます。このドン山といういい方は、生粋の小樽人でないと知らないほどで、もちろん、正式ないい方ではありません。
 ドン山の「ドン」とは、午砲のことで、かつてこの丘に午砲があったことからそういわれたものと思われます。この午砲は、1909(明治42)年9月小樽孤児院(今の小樽育成院)が、阿部亀之助から譲り受けたもので、孤児院では午報部を設置して経営にあたりました。午砲は市民有志の寄付により運営され、その大砲は日露戦争の戦利品だったそうです。かつては、時計を持っている人は少なく、午砲を頼りに昼休みをとったものでした。1937(昭和12)年まで続けられ、大砲は戦時中の金属回収でなくなってしまったともいわれています。
 「ドン」は、今ではあまりいわれませんが、土曜日の半ドンの語源ともいわれています(または、オランダ語の「休日」がなまった「ドンタク」が語源)。
 こうした地名辞典や正史に載らない地名こそ大切にしていきたいものです。