小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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帰化人(15) 小樽こだわりのライフスタイル

自然と文化観光
西尾弘美法律事務所
    弁護士 西尾 弘美 氏
〒047-0024              
小樽市花園2-6-7 小樽プラムビル2階
TEL(0134)26-6351
FAX(0134)26-6352


西尾 一朗 氏と弘美 氏
西尾 一朗 氏と弘美 氏

帰化経緯
 西尾弘美氏は名古屋生まれで、1987年に弁護士資格を取得、名古屋の法律事務所に勤務していました。夫の西尾一朗氏は名古屋で高校の教員をしていました。お二人とも北海道が大好きで何度も観光やスキーで遊びにきており、小樽にも何度も訪れていました。
 お二人の会話の中にも「北海道はいいね」から「北海道に住めたらいいね」といった話にまで昇華していき、一朗氏がインターネットから移住するに相応しい情報をピックアップすることから、移住に現実味を帯びていくのです。そして2005年に築港のマンションを購入し、様々な後かたづけや準備をして、2010年春に移住しました。

事務所開設
 2010年4月1日に花園のプラムビルに法律事務所を開設し、主に借金問題、離婚問題、相続問題、交通事故などの民事裁判や、刑事裁判の国選弁護を専門として弁護士活動を始めます。
 お二人に共通するのは「都会より自然」という志向で、歴史的な環境で盛り上がっている小樽に、「小樽には歴史のほかにも、素晴らしい自然環境がある」という客観的な指摘をしてくれます。
 弘美氏は「私が昭和60年に初めて小樽を訪れて以来、ほとんど毎年小樽に来る中で、最初はどこにでもある地方都市だった印象が、堺町通りに北一硝子三号館、オルゴール堂などができて観光化していく反面、小樽人を集客していたデパートなどが消えていく風景の変化に、寂しさも正直感じていました。ただ私から見て嬉しいのは港があって市場があるというところです」と語ってくれます。

北海道的・小樽的
「居酒屋で飲んでいると、隣のお客さんが気楽に、どこから来たのと話しかけてくれ、小樽のいろいろな情報を教えてくれました。居酒屋で他のお客さんに声を掛けるようなことは名古屋では経験したことがありません。そういう意味で人情味を感じます」と一朗氏は語り、「自然も食材も建物も街並みもまったく日本的でないですね。これも魅力です」と弘美氏は語ります。
 ためらいのないコミュニケーションや異国的な景観は、多分北海道全域に共通し、その共通項を小樽が見失いそうになっている示唆に受け取れます。
 かつて小樽のまちづくり運動の中で、街並みを花で飾ろうとした努力がありましたが、「小樽の歴史的街並みには結構お花を飾っているところがあって、女性の私から見るととても癒されますね」とその運動の効果が発揮されている感想が聞かれます。
 これらを総合すると「小樽は豊かな歴史的環境のほかに、素晴らしい自然という資源もある」と教えられた気がします。

交通の便
「小樽の都市規模から考えると、地下鉄がないだけで、とても交通の便が整備されていると思いますね」そして「バスは網の目に走り、タクシーも多く、船やロープウエイ、そして急な坂道の奥にまで車が入れる道が整備されています。これは多分小樽人も気が付いていないですね」と一朗氏は具体的に表現してくれます。
 確かに小樽は三方が山に囲まれ平地が少ないことから、坂の上まで家並みが這い上がっていく構造となり、必然的にそこまでの道が整備され、住環境として成立させてきたと考えられます。
 豊かな歴史的環境、北海道でも誇れる自然環境、厚い人情味、港と市場、綿密な交通の便など客観的に指摘してくれましたが、さて小樽人はこれらの利点を活かしているでしょうか。