小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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小樽學とは?

小樽學とは

小樽の自立に向けて、豊かな土壌からヒントを学び、歌って踊る学問を共に創っていく運動です。

●小樽の自立?
 我が国の20世紀は中央集権の時代でしたが、21世紀は地方分権の時代といわれています。それは、地方が地方自身の特徴を活かした文化と産業に目覚め・発掘し・育成し、その文化的・経済的基盤を以て政治的な連携を他の地方や国や世界と創っていく
ような構造と考えています。
 もっというなら、中央集権下では地方の画一化が合理的と考えられていましたが、地方分権では地方が地方の特徴を活かし、それぞれの地方の特性を基盤とするまちづくりが行われ、そんな多くの地方の多様性を基盤とした国づくりが行われるという、
全く逆の方向性でもあります。
 このように新たな手法で地域の自立や国の自立をつくりかえる作業を、進取の気性の土壌を持つ小樽からはじめていきたいと思います。

●小樽の土壌?
 近代に入り、明治2年に北海道と名付けられた大地は、我が国の近代化の実験地でした。そしてその玄関口となったのが天然の良港を持つ小樽でした。したがって小樽には進取の気性を持つ商人や技術者が多くの智恵と汗を注入し、あわせて国も民間も資
本を注入しました。こうして明治から昭和初期にかけて黄金時代を経験した小樽は、第二次大戦を挟んで、斜陽時代を迎えますが、昭和後期に発生した小樽運河保存運動を契機に観光都市に変貌するという大挙を成し遂げました。
 このように、小樽は日本史上画期的な先駆けを近代の短い期間に二度までも体験しました。これを以て第三の先駆けをするに足る豊かな土壌とみています。

●歌って踊る?
 学問の世界において「象牙の塔」や「机上の学」という批判の高まる中、大学の中には「実学」に根ざした研究や活動がはじまりつつありますが、そういった実学のことを「謳って踊る」と表現しています。
 たとえば、「国民のための政治」が「政治家のための政治」となり、「子どものための教育」が「教育者のための教育」になり、「お客のための商売」が「株主のための商売」になるという本末転倒の諸現象に事欠かない今日、実学は「現実の問題解決
のための学問」を心掛けるという考え方です。

●なぜ地域学?
 地域は人々の集まりです。そこには文化も経済も政治も、そして流行も交流も様々なものが複雑にからみあって存在しています。その中からそれぞれのジャンルの本来のありようを見つめ直し、地域の特性をしっかり捉えて、歴史上から試行錯誤をしな
い要点を抽出し、総合的な判断をして地域の未来に提案していく作業が、小樽學が立脚する視点です。

●共に創る?
 このような方向での改革は今までありませんでしたので、まだまだ未開拓な領域です。しかし土壌のの豊かな小樽には、その開拓に見合う芽がたくさん見受けられます。そこにネットワークを広げ、それぞれの専門の分野の実践研究を促し、地域の知的財
産を蓄積・共有しながら、共に創っていく媒介役を果たせられるなら幸いです。

●運動?
 この世には解決できない問題の方が解決できる問題よりはるかに多くあります。したがって何でも解決できると思うことも間違いです。しかしなんとか解決しなければならないという人々の共通の願いを持つ問題があります。この部分こそが運動の対象
です。一朝一夕ではままならず、しかしネットワークが広がれば少し解決に近づき、その種子が風に飛ばされ他の土壌にも根付き、いつか大きなネットワークとなり、それが社会のシステムとなっていくことを目指しながら、息の長い運動を進めていきた
いと思います。