小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記

ライフスタイル


 今月号のコラムでライフウエイを提唱したが、3月に国際化してきたニセコに研修に出向いた際にその具現化を知った。ニセコとは倶知安町とニセコ町をまたがるリゾート地を指す。このニセコにここ数年で460人もの外国人定住者が増えたという。帰化とまではいかなくとも、住民票を移した、主にオーストラリア人だという。
 彼らがニセコというリゾート地に持ち込んだものがある。ライフスタイルだ。たとえば「冬は午前中にスキーを楽しみ、午後から出勤、夏は朝から出勤し、夕方から自転車やウオーキングなどを楽しむ」という自然との共生スタイルである。そこには、世界が悩む環境問題や紛争問題、そしてキリもケジメもない欲望から逸脱した画期的な現実が広がっている。ライフスタイルが普遍化されたことによって自ずとワークスタイルも決定づけられている。週35時間勤務に残業なしというリズムである。ただしリゾート領域に限られる。とはいえ現実に近未来の実験としては見事というほかない。

歴史文化研究所 
 副代表理事・編集人 石井 伸和