小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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地域資源活用ビジネス(29) 小樽独自のビジネスモデル

Kazeru
発行
 北海道新聞小樽支社
 〒047-0032 小樽市稲穂2-8-4
 TEL 0134-23-3171
 FAX 0134-22-5607

企画制作
 竃k日本広告社小樽営業所
 〒047-0032
 小樽市稲穂2-11-13協和稲穂ビル5F
 TEL 0134-33-7155


関係者両名の会話
 北海道新聞小樽支社営業部次長倉 浩一朗氏と竃k日本広告社小樽営業所所長 角野由和氏の間でこんな会話が交わされた。時期は平成19年秋、倉氏が小樽に赴任して間もない頃だ。

倉  私は仕事柄転勤もあって、いろいろな地域に赴任してきたけど、自分的には小樽がとても住み心地がいいんだよね。

角野 へぇーそうですか。小樽の人間としては嬉しい言葉ですね。僕自身、小樽への愛着は「なんとなく感」でしかないから。

倉  そこなんですよ。小樽への「なんとなく感」があるだけでも大事だと思うんです。ともすれば「小樽なんてさ」が非常に多いのが気になります。こういう感覚は20世紀ならまだしも、大きく時代が変わって、小樽は全国的にも常に上位に入る人気の街になってるじゃないですか。

角野 確かにそうですね。その人気を僕らは上の空で「観光地」に限定して、頭の引き出しにしまい込んでいるのかも知れないね。

倉  そうですよ。そこにしまっておくのはもったいないですよ。

角野 一度机の上に出して、「小樽なんてさ」を「小樽はさ」に置き返るような仕組みをつくってみたいですね。

倉  そうですよ。「小樽はさ」「まんざらでもない」という意識じゃないかな。

Kazeru
 こんな会話が、関係者両名であったことから、話はトントン拍子に進み、発行が北海道新聞小樽支社、制作が北日本広告社小樽営業所となり、平成19年11月号を初号として「Kazeru」が発行された。誌名のKazeruは北海道の方言で「かぜる」、その語源は「加勢する」といわれている。我々小樽人は「かぜてやる」とよく使うが、「仲間に入れてやる」という意味になる。だが、語源からすると加わる方の「助けてやる」という積極的な意味となる。つまり主催は道新と北日本だが、Kazeruの意図は、読者の積極的な意識としての加勢を根本に据えているところが、隠語とはいえ小気味いい。

企 画
 「まんざらじゃない」小樽の宝探しを町内単位で著すと、誰もが行きやすいということから「まちレポ」、人物紹介として「We love Tarukko!」の2つの柱を企画した。採算は広告だが、これを記事化して、主旨に合う内容にした。
 そして、本誌そのものにも宝探しのネタが盛り込まれた。しかも堂々、表紙の写真だ。いかにも美味しそうな写真が全面に掲載される。当初はその料理を提供する店名のみをキャプションとして掲載した。つまりその店を読者に探して欲しいという意図があった。しかし、「その店はどこにあるの」という問い合わせが結構寄せられた。その問い合わせが多いことは、裏を返せば意図が当たったことになる。ただ考えてみれば、実際に足を運んでもらうことの方が、本誌の主旨ということで、現在では連絡先も掲載している。

リアリティ
 倉氏と角野氏はこういった業務の関係者だ。このような会話は、志ある者達の間では多く交わされてきた。しかしたまたま関係者でないから、会話で終始してきた。志の表現は決して情報誌だけではない。自らの職をネタに地域貢献を照らせば、いくらでも表現はあっていい。これからはそういう時代ではないだろうか。
 例えば、食なら地産地消、写真なら小樽人も知らない風景、コンテンツなら歴史など、いくらでも地域貢献のネタは転がっている。