小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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旧青山別邸創建90周年 国登録有形文化財認定



文化財
 国として最高の位は「国宝」であるが、これは「国指定重要文化財」の中から選ばれる。「国指定重要文化財」は「登録有形文化財」から選ばれる。小樽の文化財で国が指定したものは、「旧日本郵船」や「旧手宮鉄道施設」を「国指定重要文化財」、「手宮洞窟」や「忍路環状列石」を「国指定史跡」としている。文化財保護法では「文化財」を「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物(史跡、名勝、天然記念物)」「文化的景観」「伝統的建造物群」の6つのカテゴリーに分類しているが、このうちの「有形文化財」が「旧日本郵船」、「記念物」が「手宮洞窟」となる。
「登録有形文化財」は「指定=重要」の一歩手前の段階で、有形で貴重な文化財として認め登録されたことを意味する。ちなみに「小樽駅舎」も「登録有形文化財」である。

旧青山別邸
 旧青山別邸は平成22年9月に国が認定した「登録有形文化財」である。これと合わせて、大正12(1923)年に建てられてから本年(2012)で90年に該当し、4月24日に「90周年祝賀会」が開催され、約200名がお祝いにかけつけた。

佐藤美智夫氏の話 (4号「再生史」参照)
 旧青山別邸オーナーの佐藤美智夫氏は「一昨年に文化財担当の方がお越し下さり、是非登録をということでお受け致しました。私どもの修復やメンテナンスにおける努力が認められたと嬉しく思っています。また築後90周年を経て、多くの皆様方にお祝いにかけつけて頂き、心から感謝をしています。実際にメンテナンスには何億もの私財を投入してきたばかりか、その方法も建築時の技術に沿って気配りもしてきました。瓦屋根や砂壁、そして庭園の牡丹、芍薬、百合などですが、建物は手を掛ければかけるほど輝いてくれ、建て主の青山政恵が好きだったという牡丹などは大輪を咲かせて私の気持ちに応えてくれるんです。歴史とコミュニケーションがとれたと実感しています」と淡々と語る。
 個人が私財を投じて小樽にある歴史的建造物を保全する努力には敬服する。