小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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alwHOMEalw読んでみるalw地域貢献(10) ―ブランチによる小樽仕様―

地域貢献(10) ―ブランチによる小樽仕様―

海上保安庁 小樽第一管区海上保安部
〒047-8506 小樽市港町5-2
TEL(0134)27-0118


海上保安庁
 海上保安庁は昭和23年5月に発足し、国民が安心して海を利用し様々な恩恵を享受できるよう、関係国との連携・協力関係の強化を図りつつ、海上における犯罪の取締り、領海警備、海難救助、環境保全、災害対応、海洋調査、船舶の航行安全等の活動を行う組織である。
 国の機関の中では、現在の国土交通省の外局という位置づけになる。
1.治安の確保:密漁事犯の取締り、薬物・銃器犯罪等の取締り、領海警備、テロへの対応
2.生命を救う:海難救助、マリンレジャー安全推進
3.青い海を護る:海洋環境保全指導・啓発活動、海上環境の取締り
4.災害に備える:事故災害対策、自然災害対策
5.海を繋ぐ:関係国との連携・協力、地域との交流
6.交通の安全を守る:航路標識の整備と管理、海の安全を支えるための各種情報の提供、海難防止活動
7.海を識る:水路測量、海氷情報の提供

第一管区海上保安部
 海上保安庁は全国を11の管区に分割し、北海道は第一管区で、本部が小樽に置かれている。なぜ北海道では小樽かというと、海上保安庁の母体となったのは海運局という経緯があり、昭和23年当時の小樽海運局長が小樽海上保安本部本部長を併任した経緯による。小樽海上保安本部は小樽の北濃ビル(現・ホクレンふうど館)にあり、昭和25年に本部庁舎新築により移転、同年に本部の名称は小樽海上保安本部から第一管区海上保安本部に改められている。昭和40年に旧合同庁舎へ、平成22年に現在の新合同庁舎に移転した。
 では母体となった海運局は、昭和18年に本局を函館から小樽に移転しているが、これは北海道内における多くの行政機関ブランチが札幌に集中していたことにより、戦中の統制の渦中で札幌に近い小樽に集中させたという背景による。この小樽移転の段階で小樽海運局と改称、仮庁舎を小樽市役所内に設置。同19年6月日本郵船小樽支店に移転、12月北海道拓殖銀行跡へ移転、昭和23年5月海上保安庁設置している。

小樽の特長
 第一管区海上保安本部でいう小樽は石狩地方と後志地方の海岸をいい雄冬岬から茂津多岬までをいう。
 この版図でいう小樽で以下の特徴がある。
 平成23年におけるプレジャーボートの海難事故は、全道37件に対し小樽は20件で54.1%を占めている。またマリンレジャーの人身事故は全道44人に対し小樽は31人で70.7%、その内、死者・行方不明者は全道14人に対し小樽は6人で42.9%を占めている。プレジャーボートもマリンレジャーも遊びの領域で、全道一を誇る350艇収容のマリーナが小樽にはある。また海水浴シーズンには北海道でも最大規模のドリームビーチに札幌圏から多くの人々が押し寄せる。つまり北海道の大都市札幌を抱えているという背景が見えてくる。
 ここにあげた数字はあくまでも結果を示し、通報や問いあわせはかなりの数に上る。

第一管区内の動向
 第一管区(北海道)では、平成22年の船舶海難事故が159隻のうち漁船が94隻、平成23年では130隻のうち漁船が64隻で、漁船事故が多いという特徴がある。こういった特徴を踏まえた対策も綿密に講じられている。

連携
 我々一般市民は事故があった場合、警察は110番、消防や救急は119番と心得ているが、海の事故全般は118番であることを認知している人は少ない。しかし仮に海の事故による通報が110番や119番にあった場合、警察・消防・救急・海上保安がしっかり連携されているという。例えば命の危険が迫っている事故には救急隊が最優先されるが、同時に事故の状況確認が正確に行われ、優先と合理性によって専門部署がかけつける仕組みになっている。 

<写真提供:第一管区海上保安本部>

救助用ゴムボート
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救助用ヘリ
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