小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
bg_top

意匠(30)

公園


入船公園
入船公園

小樽市の公園
 小樽市建設部公園緑地課が管理している市内の公園は93ヶ所ある。地域や地区の要望によって設置されてきた。要望は時代と共に内容も変化し、遊具、砂場、水飲み場、トイレ、樹木、さらにはゲートボール仕様などの要望を規模や地域性を考えながら順次設置してきた。

公園の沿革
 公園の普及は民主主義の普及に沿って設置されてきたのが世界共通といわれている。封建制における私園を解放して公園になってきた。日本では明治6年の太政官布告を契機とし、次に大正12年の関東大震災後に東京の都市計画において公園が重視され、これを見本に全国にも普及してきた。<『世界大百科事典』>

公園の多様性
 公園は祭りの会場や子供の遊び場ばかりでなく、多くの人々が多岐の用途に亘って利用してきた。邦画洋画問わず映画のロケーションとして、公園が実に多く撮影されている。
 愛を囁く場、孤独を演出する場、散策の場、秘密の取引をする場、喧嘩をする場、ひったくりに遭う場、ホームレスの寝床、集合地としての場、逃げ込む場、張り込む場など数え上げればキリがない。

機能の隙間
 公園は機能の多様性の他に、なにもしなくていい場でもある。ベンチに腰掛けボーッとすればいい。気にする人間関係もなく、五感のどこかに否応なく入ってくる媒体も媒介もない。本人に焦燥や惑いがなければ絶好のエアポケットだ。淡く流るる揺籃の夢や若すぎた情熱のほろ苦さが染みる。自宅でボーッとするのではなく公園がいい。なぜなら公園に最も似つかわしい風景だからだ。人が風になって景を成す瞬間かもしれない。