小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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国際観光地づくり(21) 〜文化・習慣をコーディネートする〜

航空会社話2
しらとこずえ



「Low Cost Carrier」略してLCC。格安航空会社という意味である。日本の草分けとなったのは、スカイマークエアラインズである。今では搭乗口も他社と変わらないコンピュータ設備やボーディングブリッジ(固定橋)が使われているが、当時は海外の空港では当たり前である、自分達で歩きタラップ(はしご車)を昇り、搭乗券はスーパーのレシートの様な物であった。時代と共に最先端技術がどんどん取り入れられていった。
 現状が当たり前と思っている方達は、固定橋の数の問題でタラップが使用されると文句が飛び交う。時には空港制限区域を歩くのも良いのではないかと思う。先日ハワイに行った時は、座席が決められていない、いわゆるフリーシートと言う航空会社に乗った。長距離バスに乗る感覚である。もちろん搭乗口から数百メートル歩き、タラップを昇る。天気が良かったため、大変清々しく搭乗ができた。そして受託手荷物は、一つ預ける毎に17ドルかかる。昨年は10ドルであったが、また状況が変わった。更には3個以上預けるとその一つの値段が25ドルとなる。航空券は安いが、荷物代がかかる。上手くできているものだ。
 前回も記したが、情勢・情報が更新されると、それに伴い設備や技術が取り入れられていく航空会社。スタッフ側として新たな情報を覚えるのも、顧客として利用するにも勉強が必要である。