小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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アーティスト(8)

Jammed with possibility
帆布職人
吉田 真樹 氏 Maki Yoshida
E-mail:piyonissimo@gmail.com


吉田 真樹氏
吉田 真樹氏

小樽と雑貨
@小樽商人:明治から昭和初期にかけて活躍し、小樽黄金時代を築いた小樽商人の取り扱い品目には「荒物(鍋釜類)」「小間物(化粧品やアメニティグッズ)」という記録が実に多い。いわゆる生活雑貨と総称できる。明治からの移民政策で、北海道には多くの移民が殺到するが、当然のように生活雑貨が必要になる。
 ここに小樽商人の中の寿原家がハイカラな雑貨を輸入したことから、小樽は西洋風な雑貨の集積地にもなっていく。
 こういう経緯から小樽と雑貨は歴史的に切り離せない関係が確認できる。
A骨董品:小樽には歴史的建造物が多数存在するが、同じように骨董品も豊富に存在する。昭和53年から17年間開催されたポートフェスティバルの出店ゾーンにおいて、最もスペースを確保し、最も人気が高かったのが骨董品ゾーンであった。北海道中から骨董品屋が集まった。骨董品も雑貨の一分野だから、ここでも小樽と雑貨の根強い関係が証明される。
B職人:平成4年発足した「小樽職人の会」を前身として、平成12年に異業種職人の後継者育成を目的に結成された特定非営利活動法人北海道職人義塾大學校では、過去に日本職人学会や世界職人学会を小樽で開催するなど積極的に活躍されている。職人の多くが雑貨職人である。この段階で小樽と雑貨の関係は「創作」という分野に進化してきた。

2013 ZAKKA SAKKA carnival
 今年の7月14日、小樽運河プラザ第三倉庫において2013 ZAKKA SAKKA carnivalが開催された。吉田真樹氏が雑貨作家に声をかけ、22軒(内小樽5軒)が集まった。実に盛況だった。
「私は帆布を使用してバッグを中心とした袋ものなどを創作しています。もともとバッグというものが好きでした。8年ほど前に、昔よく使用されていた帆前掛けをリメイクしたのが契機でした。3年前から、プリントがない無地でいろいろな色の帆布を組み合わせることが楽しくなりました。zakka de ALTOという名称で稲穂のスペース・アルトさんの会場を使って何度か発表の場をつくっています。そんな活動をしている中で、多くの雑貨作家さんと知り合うようになり、今回のイベントは雑貨作家さんに集まっていただき実現したのです」
 このように淡々と語られるが、吉田氏がいう「もともとバッグというものが好き」という意味は、自分の入れ物にたくさんの可能性を詰める(Jammed with possibility)という話を聞いて、なるほどと納得。

展望
「今後は小樽の工場に協力をしていただき、大量生産の地盤を固めて日本全国で販売することができればと考えています。小樽には帆布の工場が何件もあり、腕のいい職人さんも沢山いらっしゃるので、小樽発信の帆布バッグを創り出すのも不可能ではないと考えています」
 女性層にとってバッグといえばブランドという風潮はメジャーではなくなっている。むしろ「自分らしいバッグ」を探すプライベートなニーズが増えている。これが生活環境や生活グッズの多様化に反映されている。Jammed with possibilityが今後も浸透する時代であってほしいと願わずにいられない。


Jammed with possibility作品
Jammed with possibility作品

2013 ZAKKA SAKKA carnival会場風景
2013 ZAKKA SAKKA carnival会場風景

フライヤー
フライヤー