小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記

観光の本質


 未知の事物を実際に観ることが観光だろう。「見る」と書かず「観る」と書くところに五感の広さが表れている。「観る」ことの中には見る・食べる・嗅ぐ・聞く・体験する・遊ぶ・学ぶなどが含まれるし、今日の観光への動機はさらに広角である。
 そこで未知なる多数の事象の中で、「なぜ?」と思う部分に自己発見が潜んでいる。そこにに興味を示した自分がいるからだ。この問題意識を地元の人に尋ねると、次に自己発見は交流を求めていることに気づく。
 観光へ出掛けて「いい街」だと思う強弱は、その街に知りあいがいるかいないかで大きく差が付く。つまり交流こそ観光の醍醐味だといいたい。
 しかし人には未知なる事象そのものへの興味もある。同じ場所へ行くより違う場所へ行ってみたいというビジター動機は誰にでもある。これで日本の旅行代理店は成長してきたといってもいい。
 ところが「交流」を求め深く知るリピーター動機も増え始めている。旅もそんな転換点にあるようだ。


歴史文化研究所
副代表理事・編集人 石井 伸和