小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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アーティスト(18)

ミュージシャン
高橋麻衣子(my)氏
Maiko Takahashi


『粋星』のCDジャケットより 手前が高橋麻衣子氏
『粋星』のCDジャケットより 手前が高橋麻衣子氏

届けることと響くこと
 2013年10月からFMおたる毎週木曜日12時~14時「木曜くつろぎ運河通り~m×mf音楽が処方箋」生放送のパーソナリティを担当。番組では小樽内外で活躍するミュージシャンや、道外のツアーミュージシャンを招いて音楽と音楽談義を発信している。音楽談義のテーマは処方箋。ミュージシャンもリスナーも人それぞれに「心地よい音楽」があっていい、だからライフスタイルならぬ「あなたのライフミュージック」を探り発信する番組だ。「こういう音楽もあるんだ」「こういうメッセージもあるんだ」「こういう技術もあるんだ」「こういう価値もあるんだ」など感じ方(処方箋)は様々でいい。
 肩の力を抜いて音楽を身近に感じるユニークなオシャベリもまた楽しい。myはいう。
「ミュージシャンは自分の音楽を持っています。たとえばある男女間の関係が何事もなくうまくいく過程ではラブソングは生まれません。片方にどうしようもないほどの恋する気持ちを届けたい人がいて、それを音楽にするときラブソングが生まれます。そしてこのラブソングは伝えたい相手に届くと同時に、歌ですから周りの人々にも響きますよね。届けることが目的だったとしても響くことってステキだとおもいませんか。私は音楽を通じて公的な何かを知ることができました」

あなたを奏でたいから
「私の好きな曲に清竜人『あなたにだけは』のメッセージの中に『どんなものにでも 変えられてもいいけど/あなたにだけは なりたくない/それは 伝えることも 出来なくなるから』というフレーズがあります。なんて素敵な詩かと思います。そしてこう続きます。『その願いすらも 届くこともなく/僕があなたに変わり果てようとも/あなたの中で歌う/届いているのかも 分からなくても/それでも あなたに歌う』これは恋する者がどんな状況に置かれても、恋している真実は変わらないことで貫かれ、その真実の気持ちが歌という公的なものを輝かせているのだと思います。ですから番組では、様々なミュージシャンとの交流から、そのミュージシャンの素晴らしさに感動し、彼らにはなれないけれど、彼らを奏でられたらいいと、ミュージシャンのはしくれの私はいつも願っています」

小樽独自のミュージックスタイル
 myは2012年1月から毎週土曜日19時から若松の(旧)岡川薬局で「処方箋ライヴ」を開催している。小樽の財産である歴史的建造物をカフェに再利用した建物で開催されるライヴだ。音響効果のある空間ではないが、こういうロケーションの中で聴く音楽は、これもまた小樽独自のミュージックスタイルといっていい。ゲストで招いた多くのミュージシャンもこの趣向に大きな魅力を感じてくれるという。
 小樽ではかつて、海をロケーションとした野外ライヴ、歴史的建造物のライトアップをロケーションとした野外ライヴが開催されてきたが、その進化版として小樽の魅力と音楽の魅力が交流するのは、小樽にとって素晴らしい貢献ではないか。
 小樽生まれ潮陵高校から専門学校を経て札幌でモデルの仕事についていたという珍しい経歴だが、仕事柄か先天性か、彼女の表情にはいつもハナがある。

my&Jennie
 高橋麻衣子氏(piano)と藤田紗耶可氏(cajon)が2011年に結成したインストゥルメンタル・デュオ・ユニットmy&Jennieは、2012年にはオリジナルシングルCD『花星』と『粋星』を発表。2013年5月には1stアルバム『和久星〜wakusei〜』をリリース。それぞれが様々なミュージシャン・アーティストのサポートを務めるなど、札幌・小樽を中心に幅広く、精力的に活動している。

おたる運がっぱのうた〜きみはともだち〜
 前号アーティストの下兼良介氏が作詞作曲した『おたる運がっぱのうた~きみはともだち~』を歌っているのも高橋麻衣子氏だ。ご両人とも運がっぱのファンとのことで、下兼氏が思いあまって作品をつくったが、「是非麻衣子さんに歌ってほしい」というオファーをもらったのが経緯という。

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