小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
bg_top
alwHOMEalw読んでみるalwレシピ・食育(4) どうやって食べるの

レシピ・食育(4) どうやって食べるの

トマト
フードコーディネーター 高橋 朋子


トマトの話 〜私なりのトマト話〜
 トマトは私の大好きな野菜の一つです。近年、日本でのトマトの消費は増加傾向にあります。
 ここ数年、スーパーなどで見かけるトマトの種類も増え、糖度の高いフルーツトマトはブランド化され、すっかりメジャーになりました。
 現在主流になっている完熟トマトに比べ、昔は酸味も強くトマト特有の青臭い香りが強かったように思います。
 子供の頃、夏になると学校帰りにまっすぐ裏庭へ行き、母が育てた新鮮なトマトにかぶりついたものです。酸味の強いトマトに砂糖をかけて食べたという方も多いのではないでしょうか…。
 すっぱく青臭いトマトを美味しく食べるための知恵だったんでしょうね。
 そしてなんといっても世界でトマトが愛される理由はただの野菜にとどまらないところ。どういうことかというと…「トマトあるところに料理下手はいない」といわれるほどトマトは魔法の調味料なんです。旨味成分のグルタミン酸は野菜の中でもトップクラス!
 私たちが昆布やかつおだしを愛するように、欧米ではトマトの旨味をベースにした食文化が発達してきたんですね。

料理の話 〜トマトと夏野菜の麻婆〜
 今回は加熱することでトマトの水分と旨味を充分にひきだした中華料理です。トマトとひき肉があれば簡単に作れますよ。
 その他の野菜はお好みですが、やはり旬の夏野菜をたっぷり使いたいですね。特にナスやズッキーニはトマトと油と相性がいい野菜なのでオススメです。
 トマトは加熱することで甘味や旨味がグッと増します。さらにトマトの酸味は肉の脂っこさや臭みを消してくれます。
 よく中華料理にお酢をかけて食べますが、トマトの酸味はこのお酢の
役割も果たしてくれるんです。北海道もこれから暑くなる季節ですが、
逆に冷房などで体が冷える時期でもあります。冷え性の皆さん、栄養たっぷり熱々のトマト中華料理で夏の暑さを乗りきりましょう!

食育の話
 太陽の恵みで育ったトマトには栄養がぎっしり詰まっています。
 ビタミンCやペクチン、カリウムをはじめ、なかでも注目の栄養成分はリコピンです。皆さんもご存知の「トマトが赤くなれば医者が青くなる」という言葉があるように、赤ければ赤いほどリコピンが豊富で身体によく医者いらずというわけです。
 このリコピンには抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化、老化の予防にすぐれています。加熱しても壊れないので、油と組み合わせると吸収率は3〜4倍もアップするといわれています。
 どんな料理にでも変身する魔法の野菜! 常備野菜として毎日美味しく食べたいですね。熟し過ぎたトマトは丸のまま冷凍保存も可能です。この場合はトマトソースやミートソースなど、加熱調理に使用しましょう。