小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(5) 様々な観光

学習観光(スタディツーリズム) 小樽の水と近代産業
小樽市教育旅行促進実行委員会 小樽観光ネットワーク
〒047-0028
北海道小樽市相生町8-13
TEL(0134)21―4000


光合金製作所梶@鋳造工場
光合金製作所梶@鋳造工場

小樽の水に感謝
 水は人間が生きていくうえで何よりも大事なものですが、世界では水不足が深刻な問題になっています。世界人口の5分の1の約13億人が安全な水を利用できず、30億人が衛生施設を欠いており、途上国の病気の8割は汚水が原因といわれています。
<ウォーターマネーより>
 長い間「安全と水はタダ」と思ってきた日本でも、節水を条例化する地域(松山市・福岡市・佐世保市など)が現れてきています。
 北海道の豊かな自然、その中で三方山に囲まれた小樽ですが、水不足の地域から見れば、こんなに恵まれた環境はないといえます。

水と産業
 水は飲料用などの生活分野はもちろんですが、様々な産業にも重要な資源です。水を原料として使う日本酒・ビール・ワインなどの酒造業、豆腐・蒲鉾・すり身などの食品加工業、水を冷却用や洗浄用として使うゴム・印刷・機械工業など、ものづくりには水は欠くことのできない存在です。

小樽の産業形成
 小樽は商業がリードしてきましたが、工業もその蔭で着実に根を張ってきています。『小樽歴史年表』を見ると精油、精米、印刷、蒸気機関車、製罐、鉄工、漁網、製材、菓子、酒造、油肥、製粉、ゴム、水産加工などが起こってきたことがわかります。

水と小樽の近代産業の関係を学ぶ
 水とものづくりに関する工場を組み合わせて小樽の近代産業を学ぶコースをご紹介します。

1.水を引く 〜奥沢水源地〜(見学)
 1914(大正3)年に勝納川上流5qの地点に、上水道の水源として築造された奥沢ダムは、道内の水道施設としては3番目に古い施設です。今もそのままの姿を残した、土を盛ったダムの構造を学習します。また、階段式溢流路や、その周辺の自然と調和した見事な景観も楽しめます。

2.水を濾過する〜小樽市水道局奥沢浄水場〜(見学・試飲)
 ダムの水から市内の家庭や事業所へ給水されるまでの過程や、砂濾過を数回続けることで、微生物によって不純物が捕捉・酸化分解される浄水方法である「緩速濾過方式」のしくみを学習します。

3.水を利用する〜土門豆腐店〜(見学・試食)
 地下水(伏流水)をポンプで吸い上げ、「うるかし」「煮炊き」「冷やし」の各段階で水を利用している過程を学習します。

4.水を利用する〜田中酒造葛T甲蔵〜(見学・仕込み水試飲)
 1升(1.8ℓ)の酒をつくるには10升の水を使うといわれるように、酒をつくるには10倍以上の水が必要です。田中酒造では、勝納川の伏流水を汲み上げて使っています。
 「洗米」(米を洗う水)、「浸漬」(米を適度に潤す水)、「蒸米」(米を蒸気で蒸すための水)、「仕込水」(米・麹といっしょにタンクに入れる水)、「割水」(酒の度数調整のための水)といった各段階での水利用を学習します。

5.水を利用する〜小樽ビール〜(見学・麦汁試飲)
 ビールは、水・麦芽・ホップ・酵母だけを使って醸造しますが、その製造に欠かせない水の利用をビールの製造工程を見学して学びます。また、発酵する前のビールの元「麦汁」を試飲します。

6.水を凍らせない〜光合金製作所梶`(見学)
 寒冷地の水道を凍結させない技術を学びます。水や金属の特徴を熟知し、そこにコンピューター制御を加味した不凍給水栓の「バブルトロニクス」を学習します。