小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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地域資源活用ビジネス(6) 小樽独自のビジネスモデル

小樽ロケ
スタジオフォトス 有限会社フォートハマダ
代表取締役 濱田 剛 氏
〒047-0024 小樽市花園1-7-12
TEL(0134)33-7758
FAX(0134)33-7759


スタジオフォトス 有限会社 フォートハマダ 代表取締役 濱田 剛 氏
スタジオフォトス 有限会社 フォートハマダ 代表取締役 濱田 剛 氏
デジタルカメラの登場
 1980(昭和55)年、父である濱田光拡氏が写真の小売店を創業した当時は、カメラ・フィルム・感材の販売やDPEが充分市場を持っていた時代でした。ところが1995(平成7)年、初のデジタルカメラ「QV-10」がカシオから6万円台の価格で発売されて以来、カメラはアナログからデジタルへ移行していきます。1987(昭和62)年に入社した濱田 剛氏は、その時代変化の真っ只中に入っていくことになりました。
 アナログの洗礼を父から受けてきた剛氏は最初、デジタルには高をくくっていましたが、一番顕著に変化を意識したのは、業務の主をなしていたDPEの売り上げの急減でした。同時にヨドバシカメラやビックカメラなどの大手量販店がデジタルカメラ本体の販売で台頭してきたことも重なり、これまでの業務だけだと壊滅状態に追い込まれることが数字で明確になってきました。

対案
 初代の光拡氏の代から、冠婚葬祭やイベントのスナップ写真、また学校の卒業アルバム作成の業務を手がけていましたが、剛氏はその業務の充実拡大を目指し、猛烈な営業攻勢を仕掛けていきます。この変革により、売り上げ確保と同時に撮影技術が向上し、商品や社屋などの広告関連の受注も数字に計上されていきます。いわゆる撮影業務の充実が剛氏の目指した新たな業務転換だったのです。

新設したスタジオ
新設したスタジオ
地域資源
 2007(平成19)年に社長に就任した際、新社屋を建設します。同時に、デジタルフォトスタジオの構築と新たな撮影分野として、小樽の様々な映像の撮影に時間のある限り走り回るのです。
 もちろんそれはオーダーが入ったからではなく、それを必要とする業界に販売するための先行投資です。その意図は「全国に写真家〜フォトグラファーはいますが、小樽の映像のシャッターチャンスを居ながらにして最も身近に持っているのは、小樽の写真家で、そのチャンスをフルに活かしたいと思いました」と剛氏は語っています。
 学校アルバム製作やスナップ等の撮影業務は全国の写真店が共通して考えますが、剛氏の視点は、全国どこでも同じものを売ってきた写真店が、小樽の写真店でなければ売れないものを供給するという発想です。
「雨後の晴れ間には対岸に増毛連峰がクッキリと顔を出します。雪が深々と深夜に積もった朝に見る倉庫街は幻想的です」そんな発見の数々が剛氏のファインダーに刻み込まれています。
 まだまだ始まったばかりのビジネスモデルですが、既に地元の雑誌社との定期的活用の道が開け、またカレンダーのビジュアルとしても契約が成立してきています。今後は広告業や旅行業などにも積極的に売り込みをかけていこうとしています。

コアコンピタンス
 自らの業務で得た能力を他の業務に活かすことをコアコンピタンスといいます。剛氏が技術を蓄積してきたスナップ撮影と小樽映像とがつながり、これまでスタジオで撮影していた、七五三や成人式の記念写真を「小樽ロケ」と称して、スタジオから出て小樽の様々なロケーションで撮影をするという併せ技も誕生しています。

濱田 剛氏のこだわり
 ポートレイト撮影では被写体の美しさを最大限切り取ることができれば、お客様が最も喜んでくれます。そのために「お客様の大好きな自分はどこにあるのかを探ることが大事な作業です」そして「そのお客様自身と小樽ロケをつなげることが次の作業です」なぜなら「私は小樽の様々な表情のデータベースを持ち始めており、そこから検索してお客様にプレゼントすることができます」
「そのためにもお客様の自分探しと小樽のとっておき探しをこれからも充実させていきたいですね」と笑顔で語っています。

フォトギャラリー「手宮線」
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フォトギャラリー「雪あかりの路」
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