小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記


 都鄙という言葉があります。
 都市人が有する洗練が、どうやら地方人を見る場合に、「野蛮」に映り、差別的になるというのが根本にあるようです。こういう差別認識が正しいとはいいきれませんが、なるほど自然のなりゆきとは思えます。逆にマナーやエチケットは人間がつくった文化ですが、その軌道に乗らない人種を差別する前に、多様性を認めるマナーが都市人に極端に欠如する場合もあります。
 都市で修練され磨かれてきたマナーを絶対視する態度は正しさもリアリティもありません。その多様性を推しはかる優しさや想像力を軽視して、型にはまったマナーだけを強要する姿は裸の王様です。
 現在は、地方が都市マナーを学び、都市が多様性を学ぶ志向が大事な時代だと思うのです。

 歴史文化研究所 副代表理事・編集人 石井 伸和