小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(14) 様々な観光

おたる散策バス「ろまん号」
北海道中央バス株式会社
お問い合わせ先
TEL(0134)25-3333
http://www.chuo-bus.co.jp/


背景
 1983(昭和58)年北一硝子三号館、1986(昭和61)年運河散策路完成、翌年旧日本郵船修復、1988(昭和63)年小樽オルゴール堂・小樽運河工藝館・北一ヴェネツィア美術館など、まさに小樽観光が華々しくはじまる様相を呈していた時代に、移動手段としての乗り物は、小樽観光振興公社の遊覧船やこだま交通の観光タクシーしかありませんでした。もちろん今日のように堺町や運河周辺を散策するパターンが生まれる以前のことです。

ボンネット型バス
ボンネット型バス
ロマン号
 1943(昭和18)年設立の北海道中央バス株式会社は、小樽トップクラスの企業ですが、1988(昭和63)年に観光市場に着目し、観光型路線バスを導入します。「ロマン号」というカタカナ名のボンネット型バスはご記憶の方も多いでしょう。運転手と車掌のツーマン体制で、車掌が観光案内も兼ね、乗客のほぼすべてが観光客でした。これが戦後の小樽の観光バスの最初でした。その後、「ロマン号」はコースを変えながら1991(平成3)年まで活躍します。
 現在では期間限定(5月〜10月)で、観光ガイド付きの小樽市内定期観光バスとして運行、昔懐かしい姿は市民や観光客の目を楽しませています。

おたる散策バス「ろまん号」
おたる散策バス「ろまん号」
マリン号
 1990(平成2)年には新たにマリン号が導入され、翌年まではロマン号と合わせて2台体制になりますが、1992(平成4)年からはマリン号1台になります。
 1997(平成9)年4月26日から、日米合作・日本初のトロリー型バス「ろまん号」を2台導入・運行しています。名称は市民の公募によりつけられました。
 現在、小樽の観光型路線バスは「おたる散策バス」という名称で4コース運行しており、この「ろまん号」は「ろまんコース」として堺町周辺の観光地を結んで運行、他にも築港方面のマリンコース、そして天狗山コース、祝津コースがあり、小樽の観光地を巡る路線バスとして観光客はもとより市民の生活の足としても利用されております。
「ろまん号」は、エンジンと足回りは国産で日野製、車体と内装はアメリカ製のレトロなデザインで、交通手段でありながらアミューズメント性豊かな小樽観光のシンボルにもなっています。

はとバス
 全国各地に観光バスが運行されてきましたが、東京では観光バスは「はとバス」と呼ばれていました。1948(昭和23)年に新日本観光株式会社が上野を本社に設立され、オノボリさんを対象にした定期観光バスが運行されますが、この車体に平和のシンボルである鳩が描かれていたことに由来します。1963(昭和38)年には会社名を「株式会社はとバス」に改称しています。

ニューオリンズとサンフランシスコ
 ジャズ発祥の地ニューオリンズには「desire street」という通りがあり、そこを走る路面電車を「欲望という名の電車」(A Streetcar Named Desire)といい、1951年に映画のタイトルになり、一躍有名になりました。一方、サンフランシスコ市交通局が運営するケーブルカーは、1912年に発足し、これも世界的に有名です。
 このように街の公共交通機関そのものが「これに乗ってみたい」という目的となるほどの価値を持つ場合があります。

ろまん号のアミューズメント性
 ろまん号にも充分ブランド化されていい素質があります。「小樽へ行ったらろまん号に乗らなきゃ」という価値づくりは、小樽観光の質の向上や、ろまん号独自の楽しさの演出や、そして映画化などビジュアル性豊かな条件が整えば、全国からろまん号乗車を目的に訪れる可能性があるでしょう。

交通と小樽観光
 小樽観光は現在、日帰り型3時間コースで堺町・運河周辺を散策するパターン、ガラス・オルゴール・寿司の買い物・飲食パターンが定着していますが、全市的な観光展開を望む人々が様々な努力を傾けています。その中で、祝津の鰊文化や天狗山の自然観光は、小樽観光広域化に最も近い位置にあり、それぞれの自主的な誘致活動も進んでいます。広域化には必然的に交通機関が必要です。 全国で初めて導入されたトロリー型バス「ろまん号」のブレイクはすぐそこまできています。