小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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小樽の意匠(4) 金貯まる(カネタマル)




■小町商店
 昭和初期、富山県で山崎商店という大きな海産物商の一番番頭になっていた小町悦基氏は、親方に独立を認められるまでの才覚を身につけます。独立地に際しては、予てから北前船の盛んな交易を耳にしており、また実弟が先に小樽に入植し、新保家の養子となり、同じ海産物商の新保商店(今も手宮市場にある老舗)を盛り立てていたこともあり、小樽に向けて渡道するのです。
 昭和10年代初頭に東映のあった場所に「花園市場」という名の商店を小町・高橋・松井という三人の出資で開店させます。この中の高橋氏は現在の国道沿いの花園郵便局上隣りに高橋商店を構えており、この店が  を掲げていました。
 花園市場の経営陣から間もなく高橋・松井両名が抜け、昭和15年に新たに小町商店が誕生します。このときに縁起の良い『カネタマル』を継承します。

■カネタマル
 このしゃれっ気のある印は、印の名残の多い小樽においても、極めてユニークです。
 現在の小町商店は二代目悦義氏の代ですが、「この印のおかげでいつもお客様との間で笑いが巻き起こり、近しい人は小町ではなくカネタマルと呼ぶ人も多い」そうです。