小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(17) 様々な観光

海水浴
ドリームビーチ、サンセットビーチ、銭函、朝里、東小樽、塩谷、蘭島の海水浴場


銭函海水浴場(小樽FC提供)
銭函海水浴場(小樽FC提供)

小樽の海水浴場
 小樽には平成22年現在、ドリームビーチ、サンセットビーチ、銭函、朝里、東小樽、塩谷、蘭島の海水浴場があります。
 平成元年に祝津海水浴場、平成13年に張碓とオタモイがそれぞれ閉鎖され、今年、豊井は開設されていません。

海水浴と観光
 小樽市の観光入込数には、海水浴客の一部も加えられています。小樽以外から小樽の海水浴場へ訪れるのも立派な観光です。というより、小樽市民が数少ない夏の日の楽しみとして海水浴をするところに、観光客も混じるという、いわば本来の観光の形態といえるでしょう。
 また小樽が今日のように観光化する以前は海水浴客が観光を支えていました。

市民にとっての海水浴
 昭和40年代くらいまで、小樽での海水浴は極めて自由でした。特定の海水浴場はもちろんですが、岩壁や防波堤あたりでも泳ぐという、おおらかな風景が見られました。
 しかし、資源保護や安全面の規制が強化され、次第に指定外の海水浴は姿を消していきました。

マリンレジャー
 かつては海水浴場でせいぜいバーベキューくらいでしたが、最近ではヨット、サーフィン、キャンプはもとより、ウインドサーフィン、カイトサーフィン、水上バイク、ウエイクボード、バナナボートなど多彩なマリンレジャーが行われています。

統計
 小樽市統計の海水浴場利用客数は、平成21年度で394,965人ですが、昭和54年度の2,589,000人をピークとして、84.8%減です。この間小樽市の人口減は約30%減なので、海水浴客はこれよりはるかに急激な人口減といえます。
 さらにもっと詳しくみると、ドリームビーチ利用客が昭和53年以後、常に全数の半分を占めており、この多くは札幌周辺からの利用客なので、小樽市民の海水浴場利用減少はさらに憂慮される事態です。

海水浴離れ
 小樽市民の海水浴離れを社会的側面からみると、共稼ぎと少子化がまず大きくあげられます。次に自然環境に恵まれた小樽といえども、学校側もフィールドのリスクやアクセス問題で敬遠するケースもあるようです。また手続き的側面からみると、海水浴場の駐車場の制限や料金設定、あるいは渋滞で敬遠したり、多彩なマリンレジャーを海の家管理でなければできなかったりといった背景もあるようです。

開放感
 小樽の海水浴シーズンは1ヶ月半です。この間に夏の日差しを体全体で浴び、潮風に吹かれ、波の音を聞き、そして沖を眺めればキラキラ輝く景色の中で、心と体を癒し開放感を味わうことは、半年雪で埋もれた小樽にとって、こんな重要で貴重な体験はないはずです。

責任
 いっぽう、時代はワイルド性を忌避する傾向にあります。「しちゃだめよ」という躾があらゆる方面で増えています。その背景には万が一の「責任回避」があげられるでしょう。自然が責任をとってくれないから、どこかに責任を被せないとならないかのようです。どんな小さな施設から大自然の囲いに至るまで「責任を負いかねます」という表示を目にします。それは管理者の責任回避であり、リスクマネージメントでもありますが、事故に遭った側の責任が問われない風潮こそが不思議です。
セクハラ、パワハラも問題視されていますが、マネージメントハラスメント(マネハラ)と仮称し、管理者いじめとさえ感じます。
 このような風潮になってきたのは、共稼ぎのうえ分業化が進み、欧米の個人主義のうわまえだけはねて、個人が命をも誰かに委ねるような根本的誤解があります。あまつさえ、使用者責任が問われ、責任の外堀ばかり追求して「いったい個人の責任はどこいったんだ」とさえ思えてなりません。