小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
bg_top
alwHOMEalw読んでみるalw地域貢献 〜外貨獲得〜 (17) 地域経済全体のパイを大きくしてくれる

地域貢献 〜外貨獲得〜 (17) 地域経済全体のパイを大きくしてくれる

株式会社 おたる政寿司
  代表取締役 中村 全博 氏


本店
本店

 「小樽を寿司の街にできたら」と望み、「しよう」と自ら決意すると同時に仲間にも呼びかけ、率先して遂行してきた政寿司の中村社長、遂に東京銀座のど真ん中に進出を果たされました。

銀座店 アプローチ
銀座店 アプローチ
外貨
編集(本誌編集人 石井伸和)
昨年度の売り上げと小樽以外への販売率は?

中村(中村全博社長)
約10億です。そのうち小樽のお客様は約50%も来てくれています。小樽では来店されるお客様以外に、仕出しや出前部門も目標の8千万円くらいに達しています。いっぽう市民以外ではキロロのお店、本店とぜん庵に来てくれる観光客、全国のデパートの物産展への参加、そして今年3月にオープンした東京銀座のお店で半分の5億という割合です。

銀座店 店内
銀座店 店内
東京進出
編集
東京進出は小樽では何軒目?

中村
小樽からは既に巽寿司さんが六本木に、まちのさんが日暮里に進出されていますので、政寿司で3軒目になります。

編集
政寿司さんの経緯は?

中村
20年間にわたり全国デパートの物産展に参加してきました。特に東京の三越には欠かさず出店してきました。東京のお客様がどんなネタやサービスを好まれるかを様々な角度から調査分析して盛り込んできました。それで常に満席状態が続き、「東京も大きな可能性がある」と判断しました。

編集
それも銀座の一等地ですね。

中村
たまたま銀座のポーラビルがグルメビルにする計画で新築され、そちらから誘っていただいたのがきっかけでした。

編集
家賃高いのじゃないですか?
中村
10階ワンフロアすべてを借りていますのでそれなりですね(笑)。
ところが銀座のお客様のほとんどはセレブ層です。彼らはブランドの信頼を大事にします。ブランドの信頼の簡単な区別は価格帯です。つまり安いところには行かないのです。しかし高いお店に入ってまずければ信頼が一気に落ちます。うちもランチで2千円以上、ディナーで5千円以上の価格帯にしています。すでに3ヶ月経過してなんとか目標額に近づきました。もちろんリピーターも増えつつあります。

編集
3ヶ月で目標達成ですか?

中村
事実そうですが、20年間の物産展進出での体を張った調査分析の成果
だと思いますので、3ヶ月に20年を加算する方が正確ですね。

編集
東京のスタッフは?

中村
小樽から3人、東京で板前4人、ホールで8人、計15人で運営しています。

編集
東京の客層は?

中村
リピーターになってくれるのは、銀座は昔から日本の大繁華街ですから、遊び方も人や物の見分け方も深く分かっている方という印象があります。

苦労
編集
寿司を通した展開をされて、どれも大きな成果をあげられていますが、最も苦労されているのは?

中村
人材教育です。

編集
どのような教育方針を?

中村
「イエスマン」というとゴマスリのイメージがありますが、うちは社長の私自身がイエスマンになろうと努力しています。スタッフは雇用されている立場ですが、私がその立場になろうと日々努力しています。まず毎朝スタッフたちの幸せを心から祈り、スタッフの会話にも率先して加わり現場を共有するのです。しかし、心や戒めは少し上に置きます。上の志から蒔いた種は下で実ります。この実りこそが求めている成果につながります。たとえば現場で私がスタッフにしてほしいことを、スタッフ自身が気が付いてしてくれるようになるのです。つまり説明や説得が不要になりますよね(笑)。

編集
そんな逆説的な方法、初めて聞きました。

中村
今までは私自身が経営も握りももてなしも率先してガムシャラに進んできましたが、これだけの大所帯になると教育の大事さが身に染みて感じます。こういう方針はまだまだ緒についたばかりで現在進行形です。

編集
発想の大胆さに驚きです。本日はありがとうございました。

●本 店
〒047-0024 小樽市花園1-1-1
TEL(0134)23-0011
http://www.masazushi.co.jp/

●銀座店
〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 POLA銀座ビル10F
TEL(03)3562-7711