小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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岡田明彦写真集出版記念『記憶の小樽』写真展
2010年9月5日〜10日 運河プラザ三番庫


岡田明彦プロフィール
 1947(昭和22)年小樽生まれ。小樽北照高校卒。日本大学芸術学部写真学科除退後、のら社同人参加。1973(昭和48)年『アサヒカメラ』に「小樽」を発表。『月刊おたる』『アサヒグラフ』『朝日ジャーナル』『ASAHIパソコン』『写楽』『ウータン』『メディカル朝日』『Web Magazine LIFENCE』など各紙でフォトジャーナリストとして写真を発表しながら40年間、故郷小樽を撮り続けている。東京在住。
<写真集より>
 岡田さんが撮影をはじめた頃の小樽は「斜陽」といわれるようになっていました。しかし都市として戦前から成熟していた小樽は戦禍を免れたこともあり、往時の街並みを保っていました。

写真集
 この度発行された岡田明彦写真集『記憶の小樽』は1972(昭和47)年〜1983(昭和58)年の小樽が被写体となっています。
 この頃の小樽は、経済的には斜陽でしたが、都市の姿としては成熟から衰退への過渡期といえます。人口が19万人前後もおり、デパートが3つ、商店街が賑やかで、飲食店もどんどん増えはじめ、都市銀行もいくつか存在していました。また港の倉庫にはまだ多くの資材が保管されていました。
 この時代の小樽を過ごしてきた現在40代以上の世代にとって、全てが懐かしい写真です。「記憶にないはずの記憶」が蘇り「小樽の町には記憶を再生させる不思議な仕組みがあるのかも知れません」と岡田さんは話します。
 運河の廃船、運河沿いビルの階段、着流しで歩く矍鑠とした老人、木造家屋にビニールの雪囲い、家屋前のリヤカー・梯子・薪、蒲団のかけられた物干し竿、ホーロー看板のコラージュ、煙草屋のタイル壁、時代を反映した店名看板、映画のポスター、規制なき軒出し露店、流行のボンタン学生、駅ホームのタイル張り水飲み場、駅の待合室、積雪を降りて入る飲み屋などなど。これら昭和の風情を彩る小樽は今、ほとんどがなくなり、近代化された街並みは美しくなりましたが、小樽っ子の心のありようや活気はどこへ行ったのでしょうか。