小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
bg_top
alwHOMEalw読んでみるalw地域資源活用ビジネス(17) 小樽独自のビジネスモデル

地域資源活用ビジネス(17) 小樽独自のビジネスモデル

海を活用したレジャー
株式会社 マリンウェーブ小樽
〒047-0008 小樽市築港5-7
TEL(0134)22-1311
FAX(0134)22-1337
E-mailinfo@mw-otaru.jp
http://www.mw-otaru.jp



クルーズ体験で見る絶景 窓岩(川口恒子 氏 撮影)
クルーズ体験で見る絶景 窓岩(川口恒子 氏 撮影)

オープン
 1989(平成元)年6月16日、海事振興と地域振興を目的に第三セクター潟}リンウェーブ小樽が設立されました。資本金3億円の51%を小樽市、30%をヤマハ発動機梶A10%を北海道中央バス梶A西條産業梶E居j津マリーナ・滑ロ井今井でそれぞれ3%という配分でスタートしました。総事業費25億円で滞在型係留マリーナとして様々な整備を行い、翌年の7月にグランドオープンを果たします。
 第三セクターとしてのマリーナは全国初だったことや、この時点では全国的にも最大規模であったことにより、オープン後、約1,000人の視察が訪れるほどでした。この記録から当施設が黎明期の小樽観光に拍車をかける大きな働きをしたことがわかります。収容能力は350艇で海上200艇・陸上100艇・ゲストパース50艇という内訳です。今日平成22年現在では同じく第三セクターの横浜ベイサイドマリーナが1,200艇収容で全国最大になっています。

現状
 開業後10年で空き待ちの状態になるほどの人気を博し、収容スペースは満杯になりましたが、現在は経済低迷の背景から2割ほどの空きスペースがあります。収容者の多くは道央圏に集中し、小樽の収容者は約1割です。

海事振興・地域振興
 第三セクターというと赤字経営が多いことで有名ですが、マリンウェーブ小樽は4期目で黒字転換を成し遂げています。しかし潮風という環境から施設の痛みも早く、黒字維持のために各所のメンテナンスとの戦いに苦労が絶えません。
 本来の目的である海事振興・地域振興としての様々な営業メニューも定着してきています。
 艇置場の賃貸に伴う燃料販売・上下架作業・部品用品販売・修理整備を核に、中古艇販売・艇レンタル、そしてボート免許スクールやクルーザーヨットのスクール、ボート・ヨットクルーズ、レンタルボート、ホール・会議室賃貸、そして様々な体験のできるイベントを多彩に開催してきています。

インタビュー
 潟}リンウェーブ代表取締役専務 方波見健児氏はこう語ります。「基本的に小樽の地域振興は港や海を抜きには語れませんね。当社はその環境を生かしてマリンレジャーに力点をおいて仕事をさせていただいています。オープン以来20年間の中で、ただ単にヨットやクルーザーの係留ばかりではなく、海を活用した様々なレジャーメニューを商品やイベントとして発信してきています。海を持つ小樽に、もっともっと様々な恩恵を蓄積していくことが当社の使命と考えています。
 海でのレジャーは危険と背中合わせですので、リスクマネージメントも欠かせませんね。だからといって駄目なものばかりじゃ、折角の海の魅力が半減してしまいます。ですから資格取得や講習、さらにはルールをしっかり厳守するマニュアルを徹底しています」

入口
 小樽に訪れる多くの人々はJRに乗って来ています。「帰化人」で取材したほとんどの皆さんは、札幌からの車中の窓際から突如として、銭函当たりで目の前に海が広がる風景を見て大きな感動をしています。
 視覚で感じるこのような感動が、実はもっと深く海の楽しみを嗅覚・味覚・触覚、そして様々な体験が簡単な手続きで楽しむことができるのです。

海という資源
 小樽はニシンで集落が形成され、商業港湾で栄えました。だから潮まつりは「海への感謝」をメインテーマにして45回を数えています。そして港湾施設であった運河が全国的に有名になり、観光都市となって、海岸沿いの歴史的街並みがメッカになっています。
 このように産業ばかりではなく、生活や文化にも海は大きな恩恵を私たちに与えてくれています。
 そして観光とも連動し、海のレジャーが育まれ、小樽最大の地域資源が少しずつ花開いていることが確認できました。