小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記

踊る


 17号で小樽伝統文化の会の取材をした折、「人は何故踊るのか」という基本的な疑問が頭にこびりついていましたが、以下解決の糸口らしきものをみつけました。
 人は誰でも心から喜ぶとき万歳をしたりします。スポーツの試合で勝利を確信した際に選手がガッツポーズをとるのも同様です。また音楽を聴いているとき足や首でリズムをとったりします。つまり人には「心が踊る」機能があって、感情を表す際に「体を動かす」本性をもっているといえます。
 さらに次の段階で徳島県の阿波踊りのお囃子で「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」を思い出し、「どうせ体を動かすなら損するより得する方がいい」と誰もが思うはずで、美しく動かすことによって、動く者も見る者も美しさを感じることができる、そんな得策が芽生えて当然と考えました。その表現が今日、舞踊や舞踏やダンスやヒップホップなど多彩な芸能と呼ばれるジャンルを生んだと納得しています。
 また環境も左右し、畳の間で美しく舞うために日本舞踊は進化してきたようです。


歴史文化研究所
 副代表理事・編集人 石井 伸和