小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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まちづくり観光(20) まちづくり運動と観光

堺町にぎわいづくり協議会
堺町にぎわいづくり協議会
 会長 簑谷 和臣 氏
(有限会社 利尻屋みのや 専務取締役)
〒047-0027 小樽市堺町4-6
TEL(0134)25-4060
FAX(0134)25-4061
E-mail:rishiriya@dune.ocn.ne.jp


浴衣コンテスト(平成22年)
浴衣コンテスト(平成22年)

小樽市観光基本計画
 2年間以上にわたる観光基本計画策定委員会の議論の末、平成18年4月に「新・いいふりこき宣言」〜歴史と誇りと技が織りなす ふれあい都市「小樽」へ〜 と題する小樽市観光基本計画が策定されました。これは、平成27年度までの今後10年を見据えた小樽市観光の指針となるものです。

小樽観光プロジェクト推進会議
 これを具体的に市民参加で推進するために、平成19年に小樽市長が「小樽観光プロジェクト推進会議(座長:小川原 格氏 観光カリスマ)」を設置しました。当会議では、小樽観光のウイークポイントを解決していくプログラムの中に、天狗山・旧手宮線・夜の堺町が取り上げられ、実際に現場を担う若い人々に問題提起されました。その現場の一つである堺町を担う若い人々が応えます。

堺町にぎわいづくり協議会 会長 簑谷 和臣 氏
堺町にぎわいづくり協議会 会長 簑谷 和臣 氏
堺町にぎわいづくり協議会
 観光客で賑わい、たくさんの商店や飲食店が並ぶ堺町通りには、商店街組合やそれに準ずる組織が存在していません。また小樽外の資本のお店やオーナー不在のお店も多く、店舗同士の横のつながりが希薄でした。
 そのため、平成20年に小樽観光プロジェクト推進会議が個々の店舗一店一店に呼びかけて、話し合いの場を持ちました。そこで店舗の営業時間延長が各店に呼びかけられますが、各店の営業形態の違いにより、時間延長を呼びかけるより、夜のイベントを実行することにより、にぎわいづくりから時間延長を図ろうという取り組みがスタートします。
 翌年2月には小樽青年会議所の手伝いもあり、小樽雪あかりの路と同じ時期に堺町ナイトマーケットが開催され、平成21年に「堺町にぎわいづくり協議会」として発足します。

堺町夏まつり実行委員会
 平成21年7月に堺町にぎわいづくり協議会が母体となって、堺町夏まつり実行委員会(実行委員長:簑谷和臣氏 利尻屋みのや 専務)が組織され、「浴衣コンテスト」と「食い倒れラリー」を柱に、市民集客が図られました。
 72名のコンテスト参加者により、堺町に浴衣が似合う実感を多くの市民や観光客が抱き、250名のラリー参加者と堺町の100店舗の協力で、改めて市民に堺町のさまざまな店を知ってもらう効果が生まれました。
 そして新たな実行委員会メンバーも、うち解け活発な議論ができる契機となりました。

堺町ゆかた提灯祭り
 翌平成22年夏には「堺町ゆかた提灯祭り(実行委員長:武田賢一氏 巽鮨専務)」に進化し、メルヘン交差点でジャズやロックコンサート、オイコラ会場(出世前広場駐車場)で浴衣コンテストが開催されます。コンサートは立錐の余地がないほどの聴衆で埋まり、コンテストは173名の参加者でにぎわいました。
 コンテストの審査委員には、市内の舞踊・美容・着付・呉服店などの専門的立場の方々や小樽市役所の協力を得て、他の企画では職人義塾大學校の職人体験、クラッシックカー展示、ケーキ早食い競争、大道芸パフォーマンス、スタンプラリーなど盛りだくさんの企画により、午後8時まで堺町はにぎわいました。

観光問題の核心
 堺町通りが小樽観光の牽引力になって20年ほど経過しています。ところが小樽観光は冬と夜に弱く、宿泊率が低いという問題は依然として解決の方向に向いていません。
 観光メッカである堺町で一緒に活動している人たちの思いは、「自らが動くと小樽観光の山が動く」というダイナミズムが期待できるのではないかということです。
 そこで決して小樽出身者が多いとは言えない集団という条件の中で、「郷土愛」よりも、「浴衣」「和服」「食」「音楽」という切り口でネットワークが形成されるのです。
 こうして温度差のある出店者同士の「交流」が実現した今、小樽で最も注目されるネットワークといえるのではないでしょうか。