小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(22) 様々な観光

食品 ラーメン
らーめん初代
取締役社長 太田 勝敏 氏
〒047-0015 小樽市住吉町14番8号
TEL:0134-33-2626
E-mail:seva1994@bi.wakwak.com
http://www15.plala.or.jp/shodai/


店内ポスター
店内ポスター

バリエーション  観光とラーメン
 観光資源としての食は、他の地域にはあまりないものが対象という印象を与えるが、どっこい食べるものには、つくり手の塩梅というものがあり、その個性が大事になり、それをひときわ発展させているのがラーメンである。
 ラーメンは全国どこにでもあるほど普及しており、地域独自の味や麺も誕生している。一方、世にラーメン通も溢れ、ラーメンの食べ比べのニーズも多様化した。このような現象は「どこにもないから観光資源」に対して、「どこにでもあるがその多様性が観光資源」という新たな視点で見つめ直す必要があることを物語っている。

パーソナル  小樽のラーメン
 大衆向けメニューとしてのラーメンの歴史は、どの地域においても古くからあるが、一般食堂の一メニューから脱却して、ラーメン専門店なるものが普及し始めるのは大方昭和40年代から。北海道内においてラーメンは、旭川の醤油味、札幌の味噌味、函館の塩味という定番がマスコミや口コミによって定着してきたが、小樽では独自の地域色というより、個性的なラーメン専門店が40軒ほど(電話帳より)存在している。

1日30食限定 白たまり醤油
1日30食限定 白たまり醤油
シンパシー  らーめん初代
 小樽のラーメン専門店の中でも、らーめん初代は市内はもとより道内外に対しても知名度の高いブランドの一つ。1994(平成6)年に開店し、静かに地元に浸透していく中、1998(平成10)年1月2日放映の「テレビチャンピオン日本一うまいラーメン決定戦」において、見事準優勝を果たしたことで、市外客の来店が一気にブレイクし、2002(平成14)年にはみのもんたの「愛の貧乏脱出大作戦」で1時間番組のドキュメントを2週続
けて取材を受け、放映後お昼には来店者が並ぶ風景が当たり前のようになった。

エッセンス  脚下照顧
 初代代表の太田勝敏氏はこう語る。
「観光客仕様のらーめんづくりなどということは考えていませんし、ご来店のお客様がどちらからという厳密な区別で思ったこともありません」「高齢者の多い小樽では、お年寄りのお客様もよくご来店くださいます。そういう場合は味の濃淡・麺の硬軟などできるだけ気を配るようにしています」という一定の姿勢を持ち、
「店の名前が有名だからといわれるより、いまお出ししたものがお客様にとっておいしいかどうかの方が私には大切です。テレビ番組に出て有名になったきっかけは、来てくださったお客様の推薦なんです」
 さらに「同じ味で何食もつくろうとしても、一日の間でもスープ自体の濃淡や風味が微妙に変化しますので、ちがう鍋のスープをブレンドしたり、根菜やダシを加減しながら提供するようにしています。実際には同じ味というのは厳密にはあり得ませんが、あくまでも作り手が“よしっ"と思いながらできる味ですね」と脚下照顧。現場を見つめ続ける熱さがにじみでている。