小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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帰化人(16) 小樽こだわりのライフスタイル

観光と観音
佐々木 邦俊 氏
昭和24年広尾町生まれ
函館ラサール 青山学院大学法学部 卒
オフィスKUNI
〒047-0034 小樽市緑1丁目15番16号
TEL(0134)27-3803
E-mail:housyun@gmail.com



不思議な星の下
  北海道観光前夜
 佐々木邦俊氏は昭和49年に札幌全日空ホテルに入社、企画業務を担当する。小樽に観光など全く縁のない頃だ。その時に、小樽の北一硝子や北海道ワインはじめ富良野
の富田ファームなどが営業に訪れ佐々木氏もその応接に立ち会っている。日本が高度経済成長を成し遂げ、大型ジェット機による大量輸送が可能となり観光ブームが北海道にも沸き起こる瞬間である。

  インターネット普及前夜
 昭和59年、「札幌ゼロの会」立ち上げに、佐々木氏も誘われ、同時に北海道はもとより日本のIT産業の草分けであるBUGの服部社長(当時)も同席、この縁で平成4年春に佐々木氏はBUGに入社、デジタル・コンピューティングの世界でビジネス活動をすることになる。
 平成4年に子会社「フィクス」創業と同時に副社長として東京勤務、平成7年に、インターネット時代への突入を象徴するOS・Windows95の発売日の賑わいを東京・秋葉原で体験するなど、インターネットで賑わいはじめた日本の核の中にいた。

  インターネットビジネス前夜
 平成6年以降、フィクスでは新規ビジネス分野としてインターネットビジネスの事業化を目指す。ここで、全日空の最初のホームページ制作や読売新聞社、NTTなどからの受注を得、アップルジャパン社のコンピュータ通信サポートなどの業務を推進する。これらの仕事をこなしたスタッフの一人が当事東大生だった堀江貴文氏(元ライブドア社長)。
 インターネットの可能性を堀江貴文氏らと共に研究し、いわば日本におけるインターネットビジネスへの分水嶺にいた。

   ビジュアル処理前夜
 フィクス副社長時代の平成5年、NHKの「脳と心」という番組で使用されていたコンピュータグラフィックの技術に出会う機会があり、ここでインパクトを受け、YMOの東京公演で坂本龍一らの音楽に同期する映像
システムのサポート受注を果たす。
 つまりインターネットの進化に欠かせない画像・映像の送受信の草分けの任務を果たしたことになる。

帰郷
佐々木氏は平成8年にBUGが進めていたサッポロバレー推進の任務を受け札幌に戻り、北大や北電とのプロジェクトで映像をからめた通信で結ぶ共同研究事業を推進する。同14年には独立、住み慣れた江別に株式会社AFTを立ち上げ、道工大・佐鳥 新教授の推進する北海道衛星「地上の星プロジェクト」JRタワーレーザ光線通信実験などを推進する。

帰化
 佐々木氏の奥方は小樽市内の真言宗寺院の娘様であることから、息子さんが将来、住職の後継者になられることに決まり、平成21年6月に夫婦で寺院寺近くの小樽市緑町に 移住 する。これを契機に、デジタル映像工房オフィスKUNIを立ち上げる。

小樽観
「小樽は観光的には アラジンと魔法のランプ の物語に出てくる洞窟内の財宝の山」と佐々木氏はいう。
「ただ惜しむらくは、表面にうっすらと埃がかかっていて、せっかくの光源がかすんでいるようです。磨きなおし、新しいカッティング次第ではいくらでも輝く価値を持つ」と断言する。
 また「私は小樽の観 光 と観 音 をオーバーラップさせてイメージしてます。映像にBGMや音声があるのとないのとでは人間の感受性は大きく異なりますよね。独自な映像に相応したBGMや音声を重ねることによって、小樽観光のイメージは無尽蔵に発掘できると確信しています」
「小樽の限りない魅力を、映像と音で表現することはまさに私のライフワークと考えています」そう明るく語る。


佐々木氏撮影の小樽映像
佐々木氏撮影の小樽映像