小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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alwHOMEalw読んでみるalw地域貢献 <外貨獲得>(23)  ― 地域経済全体のパイを大きく ―

地域貢献 <外貨獲得>(23)  ― 地域経済全体のパイを大きく ―

杉商 株式会社
代表取締役 杉江俊太郎 氏
〒047ー0032 小樽市稲穂2-9-16
TEL(0134)25ー1105
FAX(0134)25ー1113
E-mail:          
s-sugie1121@plum.plala.or.jp


総売上
約37億円(平成22年度)
部門別売り上げ
石油部門:85% 特機部門:10% 保険部門:5%
外貨率 15%・約5億2千万円
創業 1909(明治42)年

概要
 現在の杉商の主業務である石油部門とはガソリン・軽油・灯油などの石油製品販売で、市内3ヶ所と札幌・古平各1ヶ所の直営サービスステーション(SS)、本社・支店の直売、地方販売店への石油卸、タクシー用LPガスの販売である。
 特機部門は住宅関連商品、家電製品、自動車関連商品などのパナソニック製品を中心とした販売であり、保険部門は東京海上日動火災の代理店である。

杉商 株式会社 代表取締役 杉江俊太郎 氏
杉商 株式会社 代表取締役 杉江俊太郎 氏
沿革
 初代杉江仙次郎氏は明治11年に愛知県常滑市に生まれ、15歳の明治26年に渡道、小樽で銅・鉄・船具等の販売を行い、従兄の稲葉林之助商店に入り、明治42年に杉江仙次郎商店を設立して独立、鉱油・食料品・雑貨・ローソクなどを商う。昭和7年には三菱石油株式会社(現・ENEOS 日鉱日石エネルギー梶jの特約店となり、小樽でも石油を扱う先駆けで、北海道・樺太地区の総代理店となる。
 昭和27年には株式会社設立と同時に会長に就任、社長に杉江 猛氏(仙次郎 長女と結婚し養子)、専務に杉江雄太郎氏(猛の長男)がそれぞれ就任。昭和31年には給油所1号店を稲穂に開設、同43年には札幌に進出し南8条に出店した。

杉江家の貢献
 仙次郎氏は昭和18年の事業統合によって今の北海道中央バスが誕生した際、初代社長となる。
 猛氏は市議会議員、北海道中央バス社長。雄太郎氏はスハラ食品、小樽国際ホテル、弘進ゴムの役員を務め、全国石油協会の役員、小樽シルバー人材センター、小樽関税協力会、小樽自衛隊協力会、そして会議所副会頭を歴任。平成3年に俊太郎氏(雄太郎の長男)が4代目社長に就任し、サマーフェスティバル実行委員長、日本青年会議所北海道地区協議会会長、小樽ロータリークラブ幹事などを歴任し、現在は会議所副会頭を担っている。

燃料難民
 「買物難民」という言葉があるように、石油業界には「燃料難民」という危機感がある。
 それは石油業界に及んだ規制緩和に起因するが、全国にピーク時6万ヶ所もあったSSが現在では4万ヶ所にまで減少してきた。それほど厳しい経営環境になったということだ。さらに今後ますます減少傾向は続くとみられ、そうなると人口の少ない地方のSSが続々と撤退する可能性が出てくる。地方は燃料給油のために30分や60分もかけて走らなければならないのだ。4代目俊太郎氏の経営環境はこういう縮小時代における合理化や選択の試練の歴史でもあった。

展 望
 電力会社が水力・火力・原子力発電と3系統の発電所で発電しているのと同様に、自動車燃料においても、現在のほぼ100%石油依存から、電気・バイオ・燃料電池(水素)などと併用型の時代が、近未来にやってくるとも言われている。
 しかし、どのエネルギー形態が主流になるかはまだ検討がつかないのが現状で、今のSSが自動車燃料供給と車へのサポート基地としての役割は不変であろうと考え、それまでの忍耐と戦いが自分の使命と考えている。