小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(4) 様々な観光

体験観光 人力車
えびす屋小樽
〒047-0031
北海道小樽市色内2-8-7
TEL(0134)27―7771




人力車の起源
 人力車は、和泉要助、高山幸助、鈴木徳次郎が1868(明治元)年発明したといわれています。それまでの籠に代わり、人力車は1872(明治5)年には4万台にまで増えています(明治9年東京府管内統計表)。のちには中国、インド、東南アジアに輸出されるようになり、「リキシャ」の名称で普及しています。

イメージ
 人力車はその後自動車に主役を奪われますが、花柳界など一部では使われ続けました。今日では写真や映画などで情緒あるイメージとしてよく登場します。
 嘉納治五郎が創設した講道館柔道の四天王の一人、西郷四郎をモデルにした「姿三四郎」では三四郎は一介の車夫でした。また蕎麦屋でよく見かける絵には、車夫が人力車の前にしゃがみこみ、蕎麦をかきこんでいる粋な風景があります。人力車は、江戸の心意気や粋などの日本の情緒として、私たちの心の中に染みこんでいます。

歴史観光と人力車
 地域の歴史をベースにした観光地が昭和後期から増え始めてきましたが、1992(平成4)年に京都嵐山に「えびす屋」がアミューズメントとしての人力車を走行させます。以後嵐山を根拠地に、京都東山、鎌倉、奈良、関門、小樽、湯布院、函館、浅草雷門と全国9拠点を設けて開設していきます。小樽には2002(平成14)年5月に開設されています。

えびす屋小樽
 小樽では主に運河の浅草橋と中央橋を拠点に、運河周辺を試乗できるコースが一般的になっています。6月から9月の繁忙期には全国9拠点から35名もの車夫が人力車ごと小樽に来て活躍し、逆に10月から3月の閑散期には8名で運営されます。営業時間は朝8時に集合、夜は11時近くまで続くこともあります。夜の運河散策の観光客も増え、ガス燈の情緒を味わうというこれまでにない小樽観光が芽生え始めています。年中無休で、雨が降ろうが雪が降ろうが営業は行われています。

えびす屋小樽の社会活動
 小樽店では開設以来、運河周辺を核に走行範囲のゴミ拾いを自主的に毎日行っています。真っ黒く日焼けした頭に手ぬぐいを巻き、法被に又引の小粋でいなせな車夫たちの姿は、運河周辺に独特な情緒を与えています。
 また、お客様に大きな声で歴史的なおもしろいガイドをしようと、小樽観光大学校の「おたる案内人」一級有資格者も在籍しています。

えびす屋小樽 店長 松田 耕治 氏
えびす屋小樽 店長 松田 耕治 氏
えびす屋小樽 店長 松田 耕治 氏
 松田耕治氏は大阪出身で、2001(平成13)年に京都のえびす屋での車夫アルバイトがきっかけとなり、この世界に入りました。2003(平成15)年には小樽、2005(平成17)年から湯布院、そして翌年には函館開設時に店長として赴任、今年から小樽店長という経歴の持ち主です。
 賃金は歩合制ですが、稼ぎの多い人は人格的にも成長しているという現象が特徴です。乗っていただく努力、走行中のサービス、勤務態度などすべてが成績に反映する厳しい世界です。

車夫人気No.1 関川 元太 氏(北海道出身)
車夫人気No.1 関川 元太 氏(北海道出身)
小樽観光と人力車
 元気で粋で明るく、そして情緒ある小樽観光の立役者として活躍し、ゴミ拾いや社会勉強も怠ることのないえびす屋は、小樽観光に貢献していることはもちろん、人力車は観光都市小樽に欠かせない光景の一つとなっています。