小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(7) 様々な観光

とんぼ玉製作体験
大正硝子館
〒047-0031 小樽市色内1-1
TEL(0134)32―5101
FAX(0134)32―5102
http://www.taishougarasu.com


大正硝子 とんぼ玉館
大正硝子 とんぼ玉館

様々な模様のとんぼ玉
様々な模様のとんぼ玉
とんぼ玉の歴史
 とんぼ玉はガラスに模様の入った装飾品です。基本的に球形が多く、とんぼの複眼に似ていることから名付けられました。
 ガラスの発明は紀元前5000年頃のメソポタミア文明が起源で、遺跡の中からとんぼ玉が発掘されています。
 日本では江戸時代の長崎に中国やヨーロッパの技術が伝えられ、実際につくられるようになりました。

大正硝子館 店長 一戸 美雪 氏(左) とんぼ玉館 副店長 橋口 美穂 氏(右)
大正硝子館 店長 一戸 美雪 氏(左) とんぼ玉館 副店長 橋口 美穂 氏(右)
大正硝子 とんぼ玉館
 祝津に本社を構えるガラス製品製作販売のアートクリエイト代表取締役久末智章氏は、2002(平成14)年にガラスの取引先でとんぼ玉製作体験の情報を聞き、実際に工房を持つ長野県安曇野にある「安曇野の風」を訪ねます。その魅力に取り憑かれた久末氏は主宰の内田氏に指導・協力を懇願し、来樽を依頼しました。
 内田氏の協力を惜しまない真摯な熱意によって、翌年2月に大正硝子とんぼ玉館がオープンします。それにより色内1丁目の大正硝子館の本店・びーどろ館に軒を連ねる3館がラインアップしたことになります。

小樽の製作体験
 小樽では1983(昭和58)年の北一硝子三号館オープン以来、小樽ブランドとしてのガラスが注目されだし、以後、ガラス、木、陶器、麻などのローカル素材の製作体験がはじまり、昭和後期には「小樽グラスアートセンター構想」や「小樽クラフトセンター構想」などが行政も含めて検討されるまでになります。平成になると堺町にこれらの工房が続々オープンし、また1992(平成4)年には小樽職人の会が設立され、広範な職人技術を体験できる機会が増えていきます。
 まさに製作体験工房は、堺町の振興はもとより、小樽観光を支えてきた重要なファクターといっても過言ではありません。

製作体験風景
製作体験風景
体験メニュー
 とんぼ玉館では模様によって3種類(892円〜1,260円)のメニューが用意されています。体験時間は5分〜15分ですが、完成後に冷まし時間が40分は必要です。時間のない場合は郵送(有料)もしてくれます。またオプションとして本格的な装飾メニューも相談に応じています。

エピソード
 とんぼ玉館オープン以来多くのエピソードも生まれています。ここでの体験に魅了され、自らがとんぼ玉作家となるべく修行している人や子供がファンになり、毎年長期滞在で何度も訪れ常連客となるマニアの親子が誕生しています。
 またガラスは極めて繊細な素材であるため、温度管理に非常に神経を使います。特に北海道では「冷まし」の際に、室温や外気の影響でせっかく製作した製品にヒビが入ったり形がゆがんだりします。何度かのクレーム経験を踏まえて、様々な対策が講じられています。

お客様
 とんぼ玉館での製作体験基本コースによってできた作品は、主に携帯電話などのストラップとして愛用されているようです。また客層では圧倒的に女性客が多いというのも特徴です。カップルで来店しても、女性が製作するのを男性がガラス越しに眺めるという微笑ましい風景がよく見られます。

大正硝子館の姿勢
 色内1丁目に位置し、堺町通りの入口にあたる大正硝子館は歴史的建造物の施設・小樽ブランドのガラス・製作体験と三拍子揃った陣容となっています。
 久末氏は堺町通りの振興を願う一人として連携を模索する傍ら、本社のある祝津のまちづくりにも奔走しています。