小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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収穫(1) 後志でなにが収穫されているの

中屋農園のアスパラガス
中屋農園 中屋 栄吉 氏  中屋 弘子 氏


中屋 栄吉 氏と長女 弘子 氏
中屋 栄吉 氏と長女 弘子 氏

ハウス栽培のアスパラ
ハウス栽培のアスパラ

アスパラガス概略
 アスパラガスはヨーロッパでは伝統野菜として古くから栽培されてきました。現在ではヨーロッパ北部・アメリカ北部・中国北部などの寒冷地域のほか、メキシコ・中国南部・東南アジアなどの亜熱帯地域でも広く栽培されています。アメリカ・オーストラリア・中国を除くアジアはグリーンアスパラ、ヨーロッパ・中国ではホワイトアスパラが主流です。
 世界の生産量は中国が最も多く、次いでペルー、日本では2006(平成18)年に北海道5.160t、長野県4.450t、佐賀県2.920tの順になっています。
<アスパラガスの高品質多収技術>

中屋家の沿革
 中屋家は岩手県金田一村(現・二戸市)出身で、二代目栄助の時に市太郎を連れて渡道、晩年の栄助は山への出稼ぎ人たちを仕切る山頭をしていました。1948(昭和23)年、三代目市太郎が、現在の蘭越町上里の5町歩を入手しましたが、そこは腐植土が3pくらいしかなく、その下は粘土質で、「雨降れば水走り、乾けば固すぎて」という痩せた土地でした。畑作をしても販売できる規模ではなく、仕方なく出稼ぎをして家計を維持するのが精一杯でした。

土壌改良 〜豊かな土壌に豊かな食〜
 1957(昭和32)年に四代目栄吉が当主となりますが、父が残してくれたのは痩せた土地とプラウ(農機具)と馬一頭だけで、やはり出稼ぎが主となる日々が続きました。しかし、イモ・カボチャ・小麦・ソバなどの収穫はわずかながらあり、栄吉はなんとか土壌改良ができないかと模索していました。気候がよいというプラス面もあったからです。約20年間は、モミガラやサケの廃棄物などを与え、試行錯誤で土壌改良を続けました。
 そしてある時、アスパラがよいという情報を得て栽培を試みます。そして4年目になったころに、良質のアスパラが生育するようになりました。情報がきっかけでしたが、それを具現化できたのは愚直なほどの現場主義一本だったといいます。しかもアスパラは米の不作の時ほど生育するという生命力があり、今日の安定供給に結びついています。

中屋農園のアスパラ〜太く甘く柔らかい〜
 中屋農園では、普通栽培、立茎栽培、ハウス栽培の3通りの方法でアスパラ栽培をしており、グリーンとホワイトにくわえムラサキの「3色アスパラセット」という特徴をもっています。中屋農園は普通栽培だけで年間(収穫期は5月10日〜6月25日)6tも収穫している、北海道でも稀なアスパラ専門の農園です。

販路開拓
 ゼロからの出発だった中屋農園は、土壌改良にくわえ、販路開拓にも多くの苦労と時間を費やしてきました。安定への契機となったのは、郵便局の「ゆうパック」でした。10年ほどはなかなか一定の売り上げにはなりませんでしたが、1998(平成10)年くらいから評判を呼び、「蘭越中屋農園のアスパラ」というブランドに成長しました。
 中屋農園のアスパラはすべてが自主販売です。ゆうパックが約50%、レストラン関連が30%、他は蘭越農協のAコープなどの小売店へ卸しています。

■中屋農園のアスパラが食べられるお店
●レストラン・マッカリーナ
 〒048-1615 虻田郡真狩村緑丘172-3
 電話 0136-48-2100

●ホテルクラビーサッポロ (サッポロファクトリー西館)
 〒060-0032 札幌市中央区北2条東3丁目
 電話 011-242-1111

●レストラン ラ・ターブル・ド・コンマ
 〒154-0012 東京都世田谷区駒沢1-16
 電話 03-3418-1011


■中屋農園のアスパラを購入できるお店
●自然食の店泣Aンの店
 〒003-0026 札幌市白石区本通り4丁目南1-13
 電話 011-863-9373

●潟Gーデルワイスファーム(こだわりのハムとの詰め合わせ)
 〒061-1264 北広島市輪厚531-7
 電話 011-377-6656